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NARUTO日向ネジ短篇
【ネジおじさん家にお泊まり】
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作り、出来たお菓子を美味しくつまんだ後、読み方や書き方の分かりにくい漢字を分かりやすく教えてあげた。

──その最中、ヒマワリは急にネジの顔横を流れる長い前髪をキュッとつかんで引っ張った。

「んぉッ…、ヒマワリ、何をするんだい」

 ネジは怒ったわけでもなく、少し面食らった様子だった。

「あ、ごめんねっ。ネジおじさんの長い前髪見てると、つい引っ張りたくなっちゃうの」

「そういえば、ボルトとヒマワリが幼い頃は、俺が抱っこしている最中によく引っ張られたな……。幼いと言っても案外力が強くて、痛い思いをしたもんだ」

「そっかぁ、ごめんねおじさん。……でもこうしてると、何だか安心するの」

 ヒマワリはネジの長い前髪の片側をつかんだままでいる。


「ねぇおじさん……、このままお家に泊まってっていいっ?」

「それはまぁ、構わないが……。ヒナタには連絡しておかないとな。──ところでヒマワリ、すまないがそろそろ前髪から手を離してくれないかな」

 言われてヒマワリは名残惜しそうにネジの前髪から手を離した。

ネジは受話器を取って、ヒマワリが今夜こっちに泊まる事をヒナタに連絡を入れて了解を得た後、和食メインの夕食に取り掛かり、ヒマワリもそれを手伝った。


「───お母さんの作るご飯いつもとってもおいしいけど、やっぱりネジおじさんの作るご飯もすっごくおいしいっ♪」

「はは、それは何よりだ」


「おじさん、今夜は一緒に寝ようねっ」

「え、いや、小さい頃ならともかく、もう1人で寝れるだろう? 部屋なら別にあるし……」

「やだ、久しぶりにおじさんと一緒に寝たいのっ」

「う〜ん、しかしなぁ……」


「ネジおじさーん、勝手におジャマするってばさ!」


 ネジがヒマワリの発言に困っている所へ、まるで助け舟のようにボルトが家にやって来る。

「あぁボルト、よく来たな。こんな時間に、どうした?」


「いや、何かおれが心配でさ。ヒマワリを1人でおじさんちに泊めんの」

「ボルト…、お前は俺を何だと思ってるんだ。大体母親のヒナタを家に1人に……あ、ナルトが帰って来たのか?」

「いんや、まだ火影室にこもりきりじゃねーの? 母ちゃんとこにはおれの影分身置いて来たから大丈夫だってばさ」

「そ、そうか……ならいいんだが」


「も〜お兄ちゃん、ジャマしに来ないでよっ。せっかくネジおじさんと二人きりで寝ようとしてたのに……」

「おじさんにヒマワリを独り占めさせるわけにはいかねぇってばさ!!」

「いや、ボルト、そんなつもりはないから……」

 ヒマワリは口を尖らせ、ボルトはおじさんに妹をとられた気になっており、ネジは二人に挟まれて困り果てた顔をして
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