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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十八話 模擬戦 ライトニング
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分隊に分かれての隊長模擬戦当日。

アスカはティアナとの話し合いができないままこの日を向かえた。

模擬戦を終えてからティアナと話し合おうと考えるアスカ。

気合いを入れ直して挑むが、エリオとキャロの様子がおかしい事にアスカは気づいていなかった。





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





アスカside

さてと、どうしたもんかね?

オレは準備運動をしながらティアナの事を考えてた。

お前、劣等感あって隊長の教導に不満あるだろ?なんて聞けないしな。

まあ、アグスタからの日にちを考えて、付け焼き刃の近接戦は今回はやらないでしょ?

時間がなさ過ぎる。

簡単に近接戦をモノにされたら、こっちの立場が無くなるしな。

どのみち、今日の模擬戦が終わらないと話もできないか。

オレは意識を切り替えて、訓練モードになる。

今回の隊長との模擬戦は、今まで習ってきた事をぶつけるチャンスだ。

何回、オレがシグナム副隊長やシスターに泣かされてきたと思ってる!

あれ?オレ、ハラオウン隊長や高町隊長との直接の絡みって少ない?

………やべ…涙出そう…

いかんいかん!これから模擬戦だってのに、沈んでどうする!

ここは一発かましておくか!

「よし!気合い入れて行くぞ、エリオ、キャロ!」

オレは頼もしきライトニングメンバーに向かって、グッと拳を突きだした。

「「……」」

あれ?どうしたんだ?返事がない。

「どうした?どっか痛いか?」

いつもなら元気に返事を返してくる二人が、なんか今日は沈んでいるように見える。

「い、いえ!何でもないですよ。ね、キャロ」

「う、うん。大丈夫です」

何か、慌ててると言うか……ちょっといつもと違うな。

「そう?ならいいけど」

まあ、模擬戦とは言え、ガチンコで隊長と戦う訳だから緊張しているんだろう。

オレはしゃがんで二人の目線に並ぶ。

「大丈夫だよ。普段の練習通りにやればいい。今までの訓練の成果を隊長に見せるんだ」

なるべく落ち着いた声で二人に話す。

「「はい!」」

少しは緊張が解れたのか、エリオとキャロは元気に返事を返してきた。

「よし、大丈夫だな!」

ポンポンと二人の頭を撫でてオレは立ち上がった。

その時、遠目から見ているティアナと目が合う。

僅かなきっかけだが、オレは念話で話かけた。

『ティアナ。今日の模擬戦が終わったら話したい事がある。少しでいい、時間を作ってくれ』

『……』

返事はない。

まあ、しょうがない。今はまだそれでいいや。

とにかく、今は目の前の模
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