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仮面ライダー555 夢を持たない化け物
第7話 金髪の少女との出会い
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「あー、くそ。眠すぎる……。」

ドーナシークとの戦いから数日が経ち、俺は学校
に向かって歩いていた。やっぱ、朝早く起きる
のはいつまでたっても辛い。

「にしても、おかしな話だよなー。」

昨日一誠にデートの結果を聞いたら、驚いた顔を
して、「夕麻ちゃんの事覚えてるのか!?」と
言ってきた。俺が、「覚えてるも何も、お前の
彼女だろうが。」と言うと、一誠は安堵した顔を
浮かべた。

一誠の話によると、松田と元浜は天野夕麻の事を
覚えておらず、電話番号やメールアドレスが携帯
から消えていたらしい。

「一体、どうなってんだ……。」

そう言いながら歩いていると突然、「ああぁぁ!」
という声が聞こえてきた。声がした方を向くと、

「うぅぅ…。何で転んでしまうんでしょうか…。」

派手に転んでいる少女がいた。さすがに見過ごせ
ないので、俺は近寄って手を差し出した。

「おいおい、大丈夫か?」

「あ、ありがとうございます。」

少女の見た目は、金色の髪に翠の瞳をしていて、
日本人でない事は一目で分かった。

「別にいいさ。それじゃあな。」

「あ、あの……。」

「ん?どうした?」

「実は私、教会に行きたいのですが、場所が
分からなくて……。」

教会か……。この町の教会といえば一つしかない
から、おそらくそこだろう。

「良ければ、案内しようか?」

「え!?い、いいんですか!?」

「あぁ、少し時間もあるしな。じゃあ行こうぜ。」

「は、はい!」

俺たちは、教会に向かって歩き出した。

「でも、何で教会に行きたいんだ?」

「私、この町の教会に赴任する事になったんです。」

「シスターなんだな。だからそんな格好なのか。」

「親切なお方に出会えて良かった〜。これも主の
お導きですね。」

「……そうか。」

たわいない話をしながら歩いていると、怪我を
して泣いている男の子がいた。どうやら、膝を
擦りむいてしまったらしい。生憎、絆創膏とかは
持っていないのでどうしようか迷っていると、

「あ、おい……。」

少女がその男の子に向かって駆け出した。

「男の子なら、この位の怪我で泣いては駄目
ですよ。」

そう言って少女は、男の子が怪我をしている膝に
両手をかざした。すると、両手にはめている指輪
の様な物から緑の光が発生し、瞬く間に傷口が
ふさがっていく。

「傷が……。」

「はい、傷は無くなりましたよ。もう大丈夫。」

そして少女は唖然としている俺に気付き、

「すいません。つい…。」

可愛らしく舌を出しながら謝った。そして俺たち
は、再び教会に向かっ
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