ターン67 覇王達の戦い(前)
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カード……超融合で素材にしたのかもしれない。
「ダーク・ガイアの攻撃力は、素材としたモンスターの攻撃力の合計となる。エッジインプ・シザーの攻撃力は1200、ガイア・プレートの攻撃力は2800。よってその数値は4000だ」
E−HERO ダーク・ガイア 攻4000
「攻撃力4000を、手札1枚でポンと出してくるとはね……」
無理に笑って見せようとするも、さすがに顔が引きつる。あれだけの大ダメージを与えてライフ的には既に瀕死のはずなのに、勝負の流れが覇王に傾きつつある嫌な感じがする。
「まずは目障りな貴様からだ。ダーク・ガイアでダイレクトアタック!」
「オブライエン!」
ダイレクトアタック、ということは、その相手は1人しかいない。ドゴランを射出したことでその身を守るモンスターが存在しなくなったオブライエンの方を向いたダーク・ガイアが、頭上に炎に包まれた巨大な隕石を出現させる。
「トラップ発動、竜魂の幻泉!このカードは俺の墓地のモンスター1体を守備表示で蘇生させ、その種族を幻竜族として扱う。甦れ、ヴォルカニック・ハンマー!」
「構わん、ダーク・ガイアでそのまま攻撃する」
再び蘇るヴォルカニック・ハンマーに、ダーク・ガイアが狙いをつけ直す。守備表示ならば戦闘破壊されたところで、オブライエンにダメージは通らないダメージは通らない……だがその時、不思議なことが起こった。浮かんでいるダーク・ガイアを中心に辺りの風景が引き寄せられるかのようにぐにゃりと曲がり、防御態勢を取っていたはずのハンマーが強制的に立ち上がらされたのだ。
ヴォルカニック・ハンマー 攻1500→攻2400
「何!?」
「ダーク・ガイアの攻撃宣言時、相手モンスターを攻撃表示とすることができる。さらに融合モンスターがバトルを行う攻撃宣言時に速攻魔法、決闘融合−バトル・フュージョンを発動。その攻撃力がバトルの間、相手モンスターの攻撃力分アップする」
「それじゃあ、オブライエンにダーク・ガイアの攻撃力4000がそのまま……!」
「消え失せろ!ダーク・カタストロフ!」
止める暇も、そんな手段も、僕にはありやしなかった。隕石が雨あられと降り注ぎ、その衝撃がオブライエンを吹き飛ばす。わずか1撃、たった1ターン。オブライエンの命は、ほんの1瞬で燃え尽きた。
E−HERO ダーク・ガイア 攻4000→6400→ヴォルカニック・ハンマー 攻2400(破壊)
オブライエン LP4000→0
「ぐわあああああっ!」
「オブライエン!」
ダメージが体に響いたのか、吹き飛ばされたまま起き上がることすらできないオブライエンの体から光の粒がふわり、と放たれる。ライフが尽きたことで、消滅が始まっているのだ。どうす
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