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提督はBarにいる。
山風のお悩み相談・その3
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 茹で上げたパスタの湯をよく切り、フライパンに投入してソースとよく絡める。器に盛り、お好みでパルメザンチーズをかければ完成だ。

「『エスニックタコ飯』と『タコのラグーソース』お待ち。タコ飯の方はお好みでレモンを搾っても美味いぞ」

「「頂きます」」

「ん!このタコ飯サッパリしてて美味しいわね!」

 と五十鈴が言えば、

「こっちのパスタも美味しい……です!」

 と山風が口の周りを真っ赤にしながら笑う。

「あぁ、ほらほら。口の周りがトマトだらけじゃない!もう……」

 五十鈴の世話焼き癖は治りそうも無いらしい……が、山風も満更ではない顔をしているから、まぁ良いことにするか。

「早霜、お前もパスタ食うか?」

 実は多めに作ってあって、賄い用に残しておいたのだ。マリネサラダ味見させて貰ったしな、その代わりだ。

「えぇ、喜んで頂きます」

 早霜ははにかんだような笑みを浮かべて手を差し伸べてきた。その日は何だか、店内がほっこりとした空気に包まれていた気がするぜ。
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