25部分:南へその一
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スルーフさんとこも終わってるし後はここだけか」
「私のことは最初に終わちゃったしね」
マナがそう言った瞬間にガルザスは四十一人目を倒していた。
「本当に強いわね」
「相手が可哀想」
「ところでシャナン様って・・・」
「あ、御免御免、忘れてた。シャナン様っていうのはイザークの王子様で私達解放軍の副盟主。信じられない位強くて格好良い方なのよ」
「へえ、そうなんですか」
ユリアはラナの言葉に少女のあどけない笑みを浮かべた。
「ところで」
ユリアは話を変えてきた。
「ガルザスさんの動きってマリータさんに似ていませんか?」
またもや相手を一瞬で倒したガルザスを観つつユリアはポツリと言った。
「えっ、そうかなあ」
マナが少し首をかしげた。
「はい、何処となく」
「うーーん、言われてみればそうかも」
その時マナはユリアが持っている二冊の書物を見た。
「あれ、その書は」
「はい、リザイアとオーラの書です。リザイアはヨハンさんから、オーラはヨハルヴァさんから頂きました」
「いつもラクチェ、ラドネイにべったりくっついてるあの二人から?」
「はい、ラクチェさん達は魔法がお使い出来ないというので光の魔法を使える私に是非、と」
「ふうん、そうなの。私達からもらった杖も有るしユリアも結構物持ちね」
三人の少女達が話している時別の三人の少女達が観客席を殺気をみなぎらせつつ歩いていた。
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