第8話
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…」
リィンとエリゼに同時に斬られて悲鳴を上げ、そして絶命して地面に倒れた!
「「……………」」
アルバレア公爵の絶命を確認したリィンとエリゼは何も語る事無くそれぞれの武器を鞘に収め
「―――作戦は大成功、ですね。」
「……はい。それにお兄様達も手柄をたてる事ができましたね。」
「ええ。今回の手柄でメンフィルが最も殺したがっていた人物の首を取ったのだから、後1回か2回くらい大手柄をたてれば、ご主人様の願いが叶うかもしれないわね。」
その様子をステラとセレーネは静かな表情で見守り、ベルフェゴールはセレーネの言葉に頷いた。
「……みんな、ありがとう。みんなのお陰で俺自身でアルバレア公爵を討ち取る事ができたよ。」
「兄様のお役に立てて何よりです。」
「うふふ、感謝しているんだったら今夜あたりに私をたっぷりと可愛がってくれるかしら♪」
「ベ、ベルフェゴール様……そういう事は場所を選んで発言してくださいよ………この場にはステラさんもいるのですよ?」
リィンの感謝の言葉にエリゼは静かな表情で会釈し、からかいの表情でリィンにウインクしたベルフェゴールの話に脱力したセレーネは疲れた表情で溜息を吐いた。
「フフ、話には聞いていましたけどリィンさんは本当に多くの女性に好意を抱かれているのですね。」
「ハ、ハハ……見苦しい所を見せてしまってすまない。―――それよりも俺の手柄の為に手伝ってくれてありがとう、ステラ。」
ステラに微笑まれたリィンは冷や汗をかいて苦笑した後ステラにも感謝の言葉を送った。
「いえ、私もリィンさんと契約しているベルフェゴール様のお陰でアルバレア公爵夫人を討ち取るという大手柄をたてる事ができましたからお互い様です。それよりも今回の作戦の一番の目的も果たしましたから、まずは副長に連絡しませんか?」
「そうだな。それじゃあ俺が副長に―――」
「父上、今の悲鳴はまさか……!」
「ああ。―――恐らくアルバレア公だ。」
「そ、そんな!?それじゃあアルバレア公爵達と一緒に逃げようとしていたユーシスも……!」
「悲鳴はこっちの方から聞こえてきたわ!」
そしてステラの問いかけにリィンが頷きかけたその時ユーシスの救出の為に城館に突入したZ組やその協力者達の声が聞こえた後アリサ達がガレージに現れた!
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