第8話
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ラは呆れた表情でアルバレア公爵を見つめた。
「ええい、黙れ!誇り高きクロイツェンの兵達よ!あの愚か者共にクロイツェンの誇りを存分に見せつけてやれ!」
「ハッ!」
そしてアルバレア公爵達は兵達に指示をし
「速攻で護衛達を殲滅するぞ!」
「「「はいっ!」」」
「ええっ!」
それを見たリィンもエリゼ達に号令をかけて領邦軍の兵士達との戦闘を開始した!
「死ね―――!」
「そこっ!」
兵士達が銃を構えたその時ステラは兵士達の目の前に手榴弾を投擲した。
「え――――」
「た、退避―――」
目の前に投擲された手榴弾に気づいた兵士達は慌てて後退しようとしたが手榴弾は炸裂し、凄まじい閃光と冷気を解き放った!
「ぐわあっ!?」
「め、目が……!」
「か、身体が動かない……!?」
冷気と閃光を発する手榴弾による攻撃のクラフト――――A(アイス)グレネードによって発生した閃光で視覚を一時的に奪われたり、全身が凍結した兵士達は混乱し
「二の型―――――大雪斬!!」
「刃よ、伸びよ!」
「雷光よ、我が右腕に宿れ!――――サンダーストライク!!」
「深淵の槍よ、貫け―――死愛の魔槍!!」
「ギャアアアアアァァァ―――ッ!?」
「がふっ!?」
「グアアアアアアアアァァァ―――ッ!?」
「ぐふっ!?む、無念………」
その隙にリィン達が一斉に攻撃を放って兵士達を瞬殺した!
「バ、バカな……我がクロイツェンの兵達があんな小僧共にこんな一瞬で………」
「何をしているのですか!すぐに起きて私達を守りなさい!」
兵達の全滅にアルバレア公爵は愕然とし、公爵夫人は兵士達の死体に叱咤した。
「………公爵閣下。ここは私が時間を稼ぎますので閣下はユーシス様達と共にここからお逃げください。」
その時執事が前に出て暗器を構え
「な―――やめろ、アルノー!死ぬ気か!?」
それを見たユーシスは悲痛そうな表情で制止の声を上げた。
「どうかご無事で、ユーシス様。―――例えどのような理由があったとしても、公爵閣下達に危害を加えさせません。」
「―――悪いけど、面倒な忠誠心に付き合ってあげる暇はないのよね〜。」
決意の表情でリィン達と戦おうとした執事だったがベルフェゴールが転移魔術で瞬時に執事の背後に現れ
「な――――」
「烈風脚!!」
「ガッ!?」
執事を思いっきり蹴り飛ばし、蹴り飛ばされた執事は壁に叩き付けられ、気絶した。
「アルノー!」
それを見たユーシスは声を上げ
「ヒッ……!私はこんな所で死にたくありません!」
公爵夫人は悲鳴を
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