第8話
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が怒りの表情で答え、ステラは静かな表情で答えた。
「――――アルバレア公爵家当主ヘルムート・アルバレア。メンフィル帝国領ユミルの騒乱及びシュバルツァー男爵夫妻傷害の主犯であり、そしてメンフィル・エレボニア戦争勃発の”戦犯”である貴方にもはや生きる”資格”はない。」
「猟兵達にユミルを襲撃させ、父様に重傷を負わせた”罪”、その命を持って償ってもらいます!」
「そしてアルバレア公爵夫人。アルバレア公の正妻である貴女や長男であるルーファス・アルバレアも連帯責任としてアルバレア公と共に地獄に落ちて頂きます。」
リィンは静かな表情で呟いて怒りの表情のエリゼと共にアルバレア公爵を睨み、ステラは静かな表情でアルバレア公爵夫人を見つめた。
「なんですって!?何故私やルーファスまで裁かれなければいけないのですか!?」
「兄上まで……―――!”父様に重傷を負わせた”………まさか、お前はシュバルツァー男爵閣下の………」
リィン達の言葉に対してアルバレア公爵夫人が反論し、一方エリゼの正体を察したユーシスは辛そうな表情でエリゼを見つめ
「――――メンフィル帝国領ユミルの領主テオ・シュバルツァー男爵の息子にしてリフィア皇女殿下親衛隊所属、リィン・シュバルツァー。」
「同じくユミルの領主テオ・シュバルツァー男爵の娘にしてリフィア皇女殿下付き専属侍女長エリゼ・シュバルツァー。」
「「猟兵達にユミルを襲撃させた罪、メンフィル帝国と父さん(父様)に代わり、俺(私)達が裁く(裁きます)、アルバレア公!」」
ユーシスの問いかけに対してエリゼはリィンと共に名乗り上げた後それぞれの武器をアルバレア公爵に向けて宣言した!
「ッ!父達の命を狙うのはやはりユミルの件の”報復”の為、か……」
「お、おのれ……我が身可愛さに他国に寝返った挙句”尊き血”を引いていながら浮浪児を養子にした田舎領主の小僧共がよくも、そこまで身の程知らずな発言ができるものだな……!―――私を誰だと思っている!?このクロイツェン州を治めし誇り高き四大名門、アルバレア家の当主だぞ!?」
リィンとエリゼが父親であるアルバレア公爵の指示によって猟兵達が二人の故郷を襲撃し、更に重傷を負わせた二人の父親の子供である事を知ったユーシスは息を呑んだ後辛そうな表情で肩を落とし、アルバレア公爵は怒りの表情でリィン達を睨んで怒鳴った。
「今こうして領民達を見捨ててバリアハートから離脱しようとしてる貴方がそれを言うのですか……」
「というか状況をわかっていて、よくあんなおバカな事が言えるわね。」
「四大名門の当主―――いえ、それ以前に”人として”あまりにも見苦しい姿ですね。」
セレーネは蔑みの表情でアルバレア公爵を見つめ、ベルフェゴールとステ
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