第8話
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
下がれ―――不敬で―――ギャアアアアアァァァッ!?」
「グアアアアアアアアァァァ――――ッ!?」
城館に突入したメンフィル兵達やリィン達は騒ぎを聞きつけてホールに現れた城館の守備についている領邦軍の兵士達を問答無用で次々と討ち取り、僅かな時間でホール内にいる領邦軍の兵士達を殲滅した。
「―――それでは私達も行動を始めましょう。」
「はい。まずはアルバレア公の居場所を探っているベルフェゴール様との合流を目指すべきですわよね?」
アルバレア公爵夫妻を討ち取る為に突入隊の兵士達がそれぞれ小部隊に別れて城館内へと散っている中リィン達と共にホールに残ったステラの言葉に頷いたセレーネはリィンに訊ねた。
「うふふ、その必要はないわよ♪」
するとその時ベルフェゴールが転移魔術でリィン達の前に現れた。
「ベルフェゴール、アルバレア公爵の居場所はわかったのか?」
「ええ。言動や行動もまさに典型的な三流貴族でね――――」
リィンに訊ねられたベルフェゴールは頷いた後アルバレア公爵がバリアハートから離脱しようとしている事を説明した。
「アルバレア公爵がバリアハートから離脱しようとしているだって!?」
「領主が我が身可愛さに兵達ばかりでなく、領民達を見捨てて自分だけ逃亡しようとしているなんて……!」
「……本来領主が領地から逃亡するのは最後なのに領民達を見捨てて自分だけ逃亡しようとするなんて四大名門の当主として―――いえ、貴族として最も恥ずべき行為ね。」
「――そうなると、急がなければアルバレア公爵達を取り逃がしてしまいますね。すぐに緊急避難用の飛行艇が停泊している場所を探す必要がありますね……」
ベルフェゴールの説明を聞いたリィンは厳しい表情で声を上げ、セレーネは信じられない表情をし、エリゼは怒りの表情で呟き、ステラは真剣な表情で呟いた。
「うふふ、その必要はないわ。既に私がその場所を先に見つけて、さっき確認した所兵士達が慌てて飛行艇の離陸の準備をしていたから、後は私の転移魔術でその場所に転移するだけよ♪」
「わかった。すぐに頼む、ベルフェゴール。」
「了解。」
「みんな、いつでも戦闘が始められるようにだけしておいてくれ!」
「「「はいっ!」」」
そしてリィン達はベルフェゴールの転移魔術でその場から消えて緊急避難用の飛行艇が停泊しているガレージに現れた!
〜緊急避難用ガレージ〜
「なっ!?何者だ、貴様らは!?」
「い、一体どこから現れた……!?」
「い、いきなり現れたが一体どうなっているんだ……!?」
飛行艇の離陸の準備をしていた領邦軍の兵士達は突然現れたリィン達に驚いたが
「秘技―――裏疾風!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ