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インフレーション
第七章
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 それが終わってだ、神々との戦いになり。
 漫画は果てしないく続いた、しかし僅かな者は覚えていた。その漫画の最初を。
「一巻だとラブコメだったのにな」
「もう格闘漫画だな」
「それも強さが滅茶苦茶の」
「随分遠くにいったな」
「ああ、今じゃな」
 こう言うのだった、果てしない連載の中で漫画は途方もない方向に行った。しかし富山と間後人はまだ打ち合わせで明るく話していた。
「今度は異次元人ですね」
「そうです、戦闘力は一兆」
「一兆、凄いですね」
「とにかく派手にいきましょう」
 こう話してだ、実際に描いていく。二人はもう他のことは考えずインパクトだけを考えてひたすら連載を続けさせていた。後ろを決して振り返らず。


インフレーション   完


                        2017・1・21
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