第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
Change3:復讐の疑戦〜A case of sudden change〜
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「いやそれに関してはこちらは意思を変えるつもりは無い」
「……そうか。だが俺はその件に関して関与させてもらおう。あくまでもお前たちが言っていたのは悪魔であって俺じゃないからな」
「…ッ。好きにしろ」
「木場すまないが。この二人を少し見逃してくれないか?」
「何でだい…やっと復讐目的が目の前にあるんだ」
まったくまた目の前が見えなくなっている。ここで理解してくれるのがいいのだが仕方ないな。
「もし今ここでこの二人の力が無くなったら、今起きている異変が解決できなくなる可能性がある。それに今はお前だけの問題じゃない。ここにいるリアス部長も対処せざる負えない状況なんだ。お前だってリアス部長に迷惑がかかるのは本位ではないだろう」
「………」
木場がしばらく黙りこむ。もしこれで木場を止められなければ最悪気絶しても止めるしかない。
「わかった。二人は見逃すよ。だけど僕は独自で行動をとらせてもらうよ」
「ありがとうな。了承してもらって」
そして木場は立ち去ろうとしているが呼び止める声が聞こえた。
「待ちなさい!祐斗!」
リアス部長だった。
「私のもとから離れることは許さないわ。あなたは私の大切な『騎士』なのよ!はぐれになんて絶対にさせないわ!」
「・・・・部長、僕を拾っていただいたことにはとても感謝しきれないほど感謝しています。だけど、僕は同志達が身を挺したおかげで悪魔の研究所から逃げ出せたんです。だからこそ…僕は彼らの怨みを晴らさないといけないんです・・・」
「祐斗!」
リアス部長が木場を追いかけようとするがその間に俺が入る。
「何をしているのシン」
「今は木場を一人にしてあげてください。今の木場の心情は復讐しかありません。今の木場を拘束しても余計に禍根が残るだけです。だから木場を放って置いてください」
「……っ」
どうやら退いてくれたようだ。
そして木場は無言で立ち去っていった。
―○●●●●○―
夜21時が過ぎたころ。俺、テュール、主任は地下施設で今回の事件について整理していた。
「実際それ相応の覚悟をしていたんだがまさか堕天使の幹部とはな。それも以前読んだ、堕天使関連の本の記述が正しければコカビエルは堕天使の中でも戦闘狂だったな」
『マジで、ねぇこれやばいんじゃない?』
「確かに、あのときの感覚でわかるけど実力は相当なものだよ。正直相手にして勝てるかどうかわからないよ」
『あれれ、まさかテュルりんビビッちゃった?ギャハハハハハ!』
「もう!主任は何でいつも私を煽るの!!」
『だって面白いからさ、テュルりん煽るの。ギャハハハハハ!』
「主任さ
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