サンライト
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たせいで疲弊しているなのは達の下へ向かい、シャマルやマキナほど効果は高くないが治癒魔法で回復を行う。即時発動させたなのはのビッグ・シェルがダメージをある程度抑えてはいたが、それでも戦闘を続けるには最低限の治療が必要だった。
「いつつ……! 今になって、治癒魔法のありがたみがよくわかるよ」
「姉御のような治癒術師が仲間にいるかどうかで、パーティの継戦能力にもかなり違いがあるからな」
「回復役がやられたらゲームでも現実でも総崩れしやすくなるもんね。そう考えるとマキナちゃんの離脱は、私達の想像以上に戦力の低下を招いていたってことみたい」
「ウゴッ、コホッ……! チッ、頭がぐわんぐわんして吐くほど気持ち悪ぃ……体も深海にいるみたいで思うように動かない……」
「ごめんね、流石にサイボーグの血液を透析する魔法は無いんだ。辛い所すまないけど、フェイトとシグナムが敵の目を引き付けている間に、どうにかしてアリシアを助け出す方法を考えたい。何か良いアイデアは無いだろうか?」
「あ〜悪いがその話なら俺はパス。オリジナルを殴るならともかく、助ける気はこれっぽっちも無いからな」
「……ビーティーと言ったね。君の事情は一応知ってるけど、こんな時ぐらいは協力してくれても良いんじゃないかな?」
「ハッ! 断る! どうして殺したいほど憎くて嫌いな奴を必死こいて助けなきゃならない? ま、スカルフェイスごとフルボッコにするならむしろ大歓迎なんだがな」
「どんな状況でもビーティーは全くブレないね……一応気持ちはわかるけど」
「でもサヘラントロプスの胸部コアからアリシアちゃんを助け出すには、どうしてもビーティーの力は必要だとは思うんだよね。さっきのはやてちゃんの戦い方を見るに、外のシールドと性質が同じものがサヘラントロプスにもあるんだろうし、物理攻撃力はサイボーグのビーティーがダントツだから、シールド越しに攻撃するなら一番向いてるはず」
「だけど本人にその気が無いという、なぁ……」
やれやれと言わんばかりに両手を広げてため息をつくアギト。ビーティーの確固たる信念は大抵の時は頼もしいが、アリシア関連では逆効果となるのが今になって響いていた。
「ふと思ったんだけど、最近なんか魔法が拷問器具に近い扱いになってる気がしてきたぞ。似たような例として、非殺傷設定も相手が死なないのを良いことに、苦痛のみを与える道具として使われてたことが前にあったからな」
「そういう連中と同じ穴の狢にはなりたくないから、シグナム達もアリシアにダメージが及ばないように魔法は控えているんだ。ただ、ある意味フェンサリルのサヘラントロプス戦の二の舞になってるから、どう攻略するべきか早く決めておきたいんだ」
ということで戦闘の最中での作戦会議が始まるの
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