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酒呑童子
第二章
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よ」
「あっという間だったわね」
 小雪もいぶかしみながら母に返した。
「本当に」
「だからそう言ってるじゃない」
「あのですね」 
 桐子は右手を挙げて由貴に尋ねた。
「そうしてお酒ごくごく飲めます?」
「普通の人は出来ないみたいよ」
 由貴は桐子の問いにもあっさりと答えた。
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