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レッツゴーKY
第四章
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「さもないと馬鹿だぞ」
「馬鹿なままだぞ」
「変な馬鹿でしかないからな」
「今のままだとな」
「わかった」
 俺もこう答えた。
「それじゃあな」
「ああ、納得したな」
「元に戻るな」
「さもないとプロレス技喰らいまくるしな」
 親だの先輩だの先生だのからだ、全員本気で浴びせてくるから相当に痛い。
「止めるな」
「そうしろよ」
「空気の読み方にも色々あるんだよ」
「いいのと悪いのがな」
「そういうのもわかっておけよ」
「そうだな」
 俺は頷いてだ、そのうえで。
 オムライスとうどんの昼食を食い終わってだ、こう言った、
「この組み合わせもなしだ」
「どう考えても合わないしな」
「傍目から見てもまずいぜ」
「だから止めろよ、それも」
「いいな」
「そうするな」 
 俺は実際に止めた、そしてだった。 
 やり方を前に戻した、するとクラスメイト達に今度はこう言われた。
「やっぱり御前はそっちの方がいいな」
「いい感じになってるぜ」
「空気読めていない感じが最高だぜ」
「普通のそれがな」
「そうか、いや空気の読まないやり方もあるんだな」
 俺はあらためてだ、このことを認識した。
「変な格好したり門限破ったり変な組み合わせで食ったりじゃないんだな」
「普通のでいいだろ」
「不良でもそうだしな」
「普通の不良とおかしな不良あるだろ」
「昔の不良の格好とか今は出来ないしな」
 リーゼントやスキンヘッドにしてマスクを付けて長ランにボンタンだ。男塾みたいな外見は最早過去の遺物だ。
「白ランとかな」
「あんなの今時ないだろ」
「流石にそうした格好は空気読まないんじゃないぜ」
「もう馬鹿の域だぜ」
「白ランって海自さんだな」
 海上自衛隊だ、横須賀のレセプションに行った時白の詰襟の制服を見た。
「あれ格好いいけれどな」
「すぐ汚れるからな、白だから」
「汚れ目立って仕方ないぜ」
「カレー食う時とかかなり気をつけないとか」
「すぐにクリーニング出さないといけないだろうしな」
「だよな、昔の漫画でな」 
 確か風魔の小次郎だった、車田正美先生の作品は大好きだ。
「白の超長ランあったな」
「それどうなんだよ」
「汚れ滅茶苦茶目立つぞ」
「そんなの着て登校とか空気読まないんじゃないだろ」
「ファンキー以前の問題だろ」
「そうだよな、やっぱりな」
 俺はまた言った。
「普通にいかないとな」
「空気読まなくでもな」
「それでも普通にだよ」
「そうだな、じゃあ今日も頑張って早弁するか」
 一限目もまだだ、だが俺は二限目の後のことを考えた。
「それで昼飯も食うか」
「それは空気読むとかじゃないだろ」
「別にな」
「まあ見てろよ」
 俺は笑ってだ、クラスメイト達にこう
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