暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-B航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Alpine Family〜
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ぎる。それでも僕はすぐに立ち上がりながら振り上げた“ストラーダ”を、「えいっ!」浮いてた右足を床に付けたばかりのリヴィーに向けて振り降ろす。

「この・・・!」

リヴィーは体勢を立て直すんじゃなくてそのままバック転。そして蹴り上げた左足の爪先蹴りで“ストラーダ”を迎撃して来た。“ストラーダ”が蹴り弾かれたことで僕は「ぅく・・・!」万歳状態の隙だらけに。

――トーデスドルヒ――

そんな僕の懐へ向かって飛来するのは、ルーの短剣型射撃魔法12発。今の僕には避ける術も防ぐ術もない。だけど僕ひとりじゃない。

「プロテクション!」

桃色の魔力で作られたバリアが僕の前面に展開されて、ルーの攻撃を全弾防いでくれた。僕はその場から離れたところで、リヴィーの双子のお姉さんだっていうルーと相対してる「ありがとう、キャロ!」にお礼を伝える。キャロだってルーっていう強敵相手に大変なのに。

(これ以上は迷惑を掛けられない・・・!)

とは言ってもリヴィーの強さは本当に尋常じゃない。さっきから一方的に攻められて、殴られて、蹴られてばかりいる。相手が女の子だから、なんて甘い事なんて言ってる暇も余裕もない。

「なんて弱音を吐いてる暇もない・・・!」

体勢を立て直し終えたリヴィーへと「スピーアアングリフ!」突撃する。今の“ストラーダ”は第二形態のデューゼンフォルムで、第一形態のスピーアフォルムよりさらにブースターの数を増やしてる。穂と柄の間にあるヘッド部分の側面に2つずつの計4つはサイドブースター、石突部分の1つはリアブースター、元からある2つはヘッドブースター。大まかに分けて3つあるブースターを駆使すれば限定的だけど空戦が出来るし、それに斬撃力や刺突力もグンッと上がる。

「そんな直線的な動きしか出来ないなら、いくら早くてもカウンターの的だよ!」

そんなことくらい嫌と言うほど理解してるよ。この戦いが始まってからというもの、一体どれだけ殴られ蹴られたか。右拳に魔力を付加して待ち構えるリヴィーにそのまま向かって行く。

「ハーツイーズストライク!」

突き出された右拳から放たれる砲撃。“ストラーダ”の向きを上方に修正することで、砲撃の真上を乗り越える。足元ギリギリを通り過ぎてった砲撃はもう脅威じゃない。見据えるのはただリヴィー1人のみ。砲撃を撃ち終えたばかりのリヴィーに“ストラーダ”の穂先を向けて突っ込み直す。

――ケレリタース・ルーキス――

穂先がリヴィーに当たるかどうかっていうところで、彼女の姿が一瞬で消えた。リヴィーの瞬間転移スキルだ。“ストラーダ”のブースターをすべて解除した僕は、着地した瞬間に「ソニックムーブ!」を発動。その場からすぐに離れる。

――トイフェルファオスト――

さっきまで居た
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ