暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-B航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Alpine Family〜
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アが調整したという話だったが、それだけではないようだが・・・。

(これはこれでいい流れとも言えるか)

准尉とアギトを纏めて戦闘不能にする好機でもあり、あれほどの魔力なら手加減も無用だろう。手加減なく攻撃を打ち込めるのは助かるしな。

――フランメラート――

12個の火の輪が時計の数字と同じような位置に展開された。ソレらが高速で回転を始めると「ロックオン!」准尉が私を指差した。

――フォイアフォーゲル・フルーク――

回転している12個の火の輪から舞い上がる火の粉が火炎弾となったのを見、私は即座に行動開始。まずはその場から離れるために駆け出し、“レヴァンティン”の給弾口に弾頭の蒼いカートリッジを2発と装填する。出撃前にルシルから渡された物で、アイツの魔力が込められている。

(オーディンの事を思い出してしまうな)

私に向かって殺到して来る火炎弾を駆け回って回避しつつ、「レヴァンティン!」カートリッジをロード。ドクンと跳ねる心臓、そしてリンカーコア。荒れ狂う魔力を抑え込み、准尉への攻撃を仕掛けるタイミングを計る。

(アギト。お前と共に組んだこの魔法で、お前の目を覚まさせてやろう!)

お前とのユニゾンをすることではじめて扱える魔法だったが、ルシルの魔力のおかげで私ひとりでも発動できる。しかし准尉の猛攻は途切れることを知らんな。12個の火の輪は消失する様子も無く、准尉の表情も余裕に満ちている。ならば・・・。

――パンツァーガイスト――

もう一度、全身に魔力の膜を覆って防御態勢に入る。そして足を止めて「いざ!」攻撃態勢に移った。

「アギト!」

准尉の背後に展開されていた12個の火の輪が前方へと回り込み、砲塔のように1列に並んだ。おそらくこれが互いに最後の一撃だろう。さらにもう1発のカートリッジをロードし、私の魔力を高める。

「火竜・・・!」

私は左手に炎の剣を創り出し・・・

「ドラッヘン・・・」

准尉の前にある火の輪が連結し、まさしく砲塔と化した。

「一閃!」

「ゲブリュル!」

准尉へと向けて左腕を振るって放つは、炎熱の斬撃であり砲撃たる火竜一閃。准尉が放つは炎熱の砲塔自体を攻撃へと変えた砲撃。私と准尉の砲撃が真っ向から激突し、室内を容易く満たすほどの爆炎となった。

†††Sideシグナム⇒エリオ†††

「リヴィー!」

「さっきから馴れ馴れしいと思う!」

――トイフェルフース――

桁違いの魔力が込められた右足の上段蹴りをしゃがみ込んで躱す。僕はそのままリヴィーの軸足になってる左脚を“ストラーダ”で払うと、リヴィーはバランスを崩して「おわわっ!」後退する。正直言うと、転ばせるつもりだったんだけど。リヴィーのバランス力も凄過
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