第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
interlude1:ハングドマンと無限工房〜New truth〜
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
リアス部長の婚約騒動から数日たったころ。俺は三連休を利用して自宅の地下施設を見ていた。正直俺でも把握できていないところが大きい施設だ。しかもホルアクティの手紙にもこのような施設について記載がなかったからだ。
『あなたの家にこんなのがあるなんて、まさに秘密基地ってところかしら。なかなかいいわね』
それにスカーレット・ハートもこんな調子だ。どうやら『あなたはロボット好きにはたまらないほど浪漫の塊よ。私にはジャストポイントだわ』らしい。しかもイッセーも『シン、あの戦闘姿見せてくれ!!』なんて言ってくる。正直俺には理解しがたいものだな。
「マスター義手の整備装置ここに置いていい?」
「そこならいいぞ」
テュールが少し大掛かりな整備装置のようなものを俺の装備が入っているショーケースの前に置く。実は昨日家に訪問者が来ていた。しかも正体は使い魔のときにあった擬人化した龍王ティアマットだった。
あの時は少し動揺したな。いきなり龍王最強と称されるドラゴンが家に訪問してきたからな。
だが親切心でテュールが置いていったしまったあいつ自身の戦闘用の義手整備装置を丁寧にしかも包装と、なぜか食事券3万円分もいただいた。
理由は『テュールを預かってもらっているからそのお礼だ……ん?その表情足りないような顔だな。ならば私の鱗を三枚ほど…』なんて言っていたからな。ちなみに鱗はもらわなかった。さすが他人の体の一部をもらうのはちょっと罪悪感があるからな。
「まあ、それにしても。何でこんなのがあるんだろうか…」
現在俺は巨大な工作設備のような設備を調べていた。一見ただの倉庫のように見えるが左右の壁には工作に必要な器具やさらには材料までもがそろっていた。しかも材料は俺の戦闘形態の走行と同じ材質の材料が貯蔵されている。だがそれよりも気になるのが二つある。
「このロボットと大きな制御版はいったい…」
この巨大な工作設備を全体が見渡せるところに俺と同じ身長ぐらいで紺色二緋色の塗装がされている装甲が分厚いロボットと、制御盤のようなものだあった。実は一回制御版を触ってみたんだが反応がなかった。
『シン………』
「ん、どうしたんだ?」
俺が再び制御盤のようなを調べようと思った瞬間、スカーレット・ハートが俺の名前を呼んだ。いったいなんだろうか?
『シン。これに触れて頂戴。』
「どうしたんだ急に真剣になって…」
『わかるの…私にはこれを動かす方法が。そしてこの装置を起動させる方法とあのロボットを起動させる方法が』
この使い方がわかる…。スカーレット・ハートはこのようなことで嘘はつかないから本当みたいだな。しかし彼女が理解できるならこれは俺関連の装置ということか。
「そうかこの制御盤のようなものに触れればい
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ