バトルロワイヤル 後編
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うしたの? 」
「あの機体からは、殺気どころか実力が何も感じられない…………ただ者ではない」
そう言いながらも、二機に続いてアストレイへと接近する。ダブルオークアンタフルセイバーはGNソードXを。ガンダムAGE-2ダークハウンドはドッズランサーを構える。
そして、アストレイが間合いに入ったところで武器を振るった。
『さて…………行くよ! 』
アストレイはガーベラストレートで、まずGNソードXを受け流し、そのまま右肩の関節から切断する。
『なっ!? 』
流れるようにガーベラストレートを水平に斬り払い、ダブルオークアンタフルセイバーの胴体を真っ二つにする。
続くガンダムAGE-2ダークハウンドも同じ要領で撃破。一瞬にして二機を撃墜した。
「トランザム中のクアンタフルセイバーをっ!? 」
「───っ全力で行く! 」
苦戦していた相手が一瞬にして倒されたのを目の当たりにし、意識を完全に集中させる。
二機同時でビームサーベル二刀で攻撃していくと、アストレイは回避と防御に専念している。しかし、それはガーベラストレート一刀でだ。
『筋は悪くないっと。あとは君達と皆次第かな? 』
何かを呟いているようだったか、小さかったためよく聞き取れなかった。というより、聞き取る余裕が無かった。
さっきまで回避と防御に専念していたが、今度は反撃も交えてきた。しかも、回避も防御も出来ないような攻撃だ。
「このままじゃ…………! 」
「馬鹿者!諦めるなっ!まだ終わりではない! 」
『いいね。大事だよ、その心の強さ。
今はまだ無理だけど、諦めなければいつかきっと、君達の刃が届く日が来るよ』
そう言うとアストレイの姿が消え、気づいたら私達の機体は真っ二つに切断されていた。
ーーー――
「まあ、なんだ。今回はしょうがねぇな」
「しょうがないですね」
大会が終わったあと、私はアモウ カズヤは分かれ、コムカイ ユウトとアマミヤ アカネの元にいる。
「なんだ?余計な慰めはいらんぞ? 」
「慰めじゃねぇよ。言っとくが、お前がさっき戦ったアストレイの使い手…………アイツ、俺らの世代で全国トップクラスの奴だ。
正直、俺でも勝てるかわかんねぇぞ」
コムカイ ユウトですら、勝てるか分からない人物か…………。
「なぜそれほどの人物が、ここにいるのだ…………」
「分かりませんね…………声をかけようにも、すぐにどっか行っちゃいましたからね。表彰式も出てませんでしたし」
「まあ、大丈夫だろ。それよりクズリュウ」
「クズリュウと呼ぶなと言っているのだろう?貴様はやはり馬鹿だな」
「テメェ…………一応年上だぞコ
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