第二章 Lost Heros
銀白VS漆黒&薄緑&純白
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た。
それを蒔風が顔を腕でガードしながら吹き飛ばされ、後方に下がる。
「くっ、速い・・・」
「だが、確実にダメージは通っている」
「勝てるよ!!」
理樹、クラウド、観鈴が並び、その背に翼を表しながら一切の油断なく蒔風を見る。
対して、蒔風は肩に付いた埃を落とし、左足を上げ下げして怪我の具合を見た。
「・・・・・」
そして、ごく自然な動きで腰から銃を抜いて、三人に向かって発砲した。
それを弾くクラウド、バリアで防ぐ理樹、飛びあがって回避する観鈴。
そのクラウドに向けてなおも発砲しながら蒔風が走り迫り、クラウドがそれを弾きながら蒔風に迫る。
そしてちょうどクラウドと蒔風がぶつかり合う瞬間、蒔風が銃を放り捨てて背中から獅子天麟を抜いて組み上げ、クラウドの大剣とぶつけ合った。
と、クラウドが後腰に挿してあるほかの合体剣を蒔風に振るい、その手首の部分を蒔風が膝を上げて止めた。
「くっ・・・」
「・・・・・行け」
ドバッ!!!!
その状態で組み合っていた蒔風とクラウドだが、蒔風の言葉と共に脇に挿してある青龍と白虎が飛び出してクラウドの胸を狙って吹き飛ばした。
それをかろうじて防ぐクラウドだが、すでに蒔風の剣がクラウドに振り下ろされている。クラウドのガードは間に合わないだろう。
しかし、それを理樹が防いだ。
クラウドの目の前にバリアを張り、蒔風の獅子天麟を全く微動だにせず受け止めていた。
「む・・・・」
「ガードは任せて・・・クラウドさんは攻撃に専念を!!」
「任せた!!!」
ドゴッ!!ギンギィン!!!!
そのバリアが解け、その瞬間にクラウドが蒔風に剣を振るってマテリアによるファイガを放ってきた。
それを剣の二薙ぎで切り裂き、火球を四分割して後方へと流す蒔風。
そして身体を返しながら宙に反転、両手を合わせてその挟間に雷が迸る。
ザッ、ガッ!!ガッ!!!
そして、両手を突き出して、その間にできたエネルギーを、一つの指向性を以って爆ぜ打ち出す。
「雷旺砲!!!」
ドンッ!!バツン!!ババッ!!バツツツツツツツツツツツッッッ!!!!!!!
そうして放たれたのは、雷旺砲。
蒔風の持つ獄炎、圧水、雷旺、土惺、混暗、絶光を、弾、掌、砲、竜、陣、尖の形にして打ち出す基本的な攻撃で、最もシンプルで、それでいて最強の一撃・・・・・・!!!!
触れたものを吹き飛ばし、近づくものを爆ぜ飛ばし、前に立つ者を砕き消す。
そんな雷が、クラウドと理樹に向かって猛威を上げて伸びていった。
ド
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