第二章 Lost Heros
銀白VS仮面
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カブトは腕を十字にクロスさせてそれを受け止め、片手を降ろしてゼクターのボタンを押す。
1、2、3、とカウント音が発せられてエネルギーがチャージされ、その足にタオキン粒子をまとわせて、至近距離のままカブトのライダーキックが放たれた。
ゴッ、ドォン!!!!
凄まじい衝撃と破壊音を鳴らして、蒔風の身体が吹き飛んだ。
が、頭から血を流し、その視界が真っ赤に染まりながらも、蒔風は標的を定めていた。
吹き飛んだ先、静止したライダーたち。そこにいたのは、ギルスとキバだった。
「なに!?」
「・・・もらった」
ザシュ!!という斬撃音とともに、蒔風が吹き飛んだ勢いを利用してギルスに一閃、剣をふるった。
そしてその体がスローモーションで崩れていく。
カブトとて、その延長線上に彼らがいたことは知っていた。
しかし、誰が想定するだろうか?カブトの渾身のライダーキックをあえて食らい、それを利用するなどという捨て身の攻撃など。
[CLOCK OVER]
そうして、カブトのクロックアップも解け、蒔風も必要がなくなったためか翼を閉じた。
世界が戻る。
突如として現れる蒔風とカブト。
驚愕するガタック、崩れ落ち消えるギルス、目の前の光景に硬直するキバ。
そのキバの腰にあるフエッスルを軒並み奪い取る蒔風。
そのまま彼の背後へと回って彼を羽交い絞めにし、ベルトにいるキバットの口に無理やりそれを噛ませて次々とガルル、ドッカ、バッシャーを呼び出させる。
「なにを!?」
「こうしてもらわなきゃこっちは困るんでな」
そうして、呼び出されたら来ないわけにはいかない彼らはキバのもとへと集まって来た。
その瞬間、蒔風がキバを蹴り飛ばし、光になって飛んできた三体を次々と切り砕いて封印した。
呼び出された際、彼らはキバ各フォームの専用武器へと姿を変えてやってくる。
そこを攻撃されたのだ。抵抗などできるはずもない。
「みんなぁ!!!」
「彼らがやれるかどうかが厄介だった。キャッスルドランごと吹き飛ばしてもよかったが・・・・さすがに骨が折れるからな」
「くそ!!タツロット!!!」
と、そこでキバがタツロットを呼び出してエンペラーフォームへと強化変身する。
蒔風は飛んでくるタツロットを狙い攻撃するものの、ナイトとアギトの攻撃で邪魔をされてしまった。
「うざいぞ!!!」
「本望だな」
「蒔風さん、あなたを倒します!!」
そう言って、ナイトがサバイブ、アギトがシャイニングへと変わり、今度はその隙をキバが補った。
しかし、蒔風の攻撃を受け切るにはいくらエンペラーフォームといえども
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