第二章 Lost Heros
銀白VS仮面
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ドォン!!!!
Wが回避し、外れたように見えたその剣が彼の真横に至った瞬間、その剣に込められた魔力が爆発してその姿を炎と衝撃で覆い尽くした。
それを蒔風が、ただ冷静に、冷えた目つきで見ていた。
これで終わったとは思っていない。曲がりなりにもWの強化体。この一撃で終わるとはさすがに思ってはいないが・・・・・
その瞬間、爆炎の中から、炎の塊と何百という銃弾、そして赤と青の残像が目に映った。
「ほう」
だが、そのいきなりの攻撃にも蒔風は慌てず、畳返しでその炎と銃弾を防ぎ、その壁と突き破ってきた残像に対して一瞬だけ剣を交えて後ろに流した。
そうして、背後に立ったのはカブトとガタックだった。
みると、周囲を囲まれている。
煙の中から現れたWの脇には龍騎とG3-Xが、左にはギルスとキバ、右にはナイトとアギトがいた。
「蒔風!!おまえを――――」
「やっとここまでこれた・・・・覚悟しろ――――」
「お前にはこれ以上やらせない――――」
各人が蒔風を囲んで何かを言うが、当の蒔風にはそれが聞こえていない。
蒔風としては、この状況はこう言った思いしか生まなかった。
―――獲物がゾロゾロとやってきた・・・・・・
そう片目を閉じ、フッ、と笑った蒔風。そこで、周りの声がやっと耳に届いた。
しかしそれに今さら反応することもなく、いきなり動いた。
「遅いぞ」
ただ一言そう言って、三方向――正面と左右に向けて畳返しをし、背後のカブトとガタックの超高速ライダーに向かって走り出した。
それに対して二人はクロックアップを発動し、蒔風も加速開翼でそれについていく。
別にしなくてもついていけるのだが、その時間は二秒とあまりにも短い。
さっきのように一瞬の攻防ならどうにかなるのものの、本格的な戦闘となるとやはりこうするのが一番いい。
ツッコんてくる敵に、カブトが足刀蹴りで蒔風の顎を狙う。
バックステップでそれを躱すとそこにガタックがダブルカリバーで切りかかってくる。
それを畳返しで起こした地面を蹴り飛ばして防ぐ蒔風。
飛んできたそれをガタックが難なく粉砕するものの、その陰に隠れてすぐ横にまで接近してきた蒔風がその腰に触れ
[CLOCK OVER]
スイッチを操作しその瞬間、ガタックのクロックアップが強制解除されてこの世界からはじき出される。
その動きの止まったガタックに対し、蒔風が踵落しでその脳天を踏み砕こうとするが、そこにカブトがクナイガンクナイモードで切りかかってきた。
それに対して、踵落しの落としどころを変更し、カブトに対して振り下ろす蒔風。
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