第十五話 集結コンパチヒーロー
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前回、何やら疲れた表情で帰ってきた翼達。
新之助に重大な事情を説明するべくプラモ狂四郎から連れ出すのであった。
第十五話 集結コンパチヒーロー
サエグサ模型店にて・・・
カレドブルッフという特殊なパーツを手にする為の大会が開かれ翼と香澄は見学にきていたのだが、ファイター達の熱に当たったのかフリースペースでバトルをしていた。
「よ!この!!」
「せや」
翼と香澄のタッグと戦っているのはかなりの使い手であるのか徐々に追い詰められていくが・・・
翼は持ち前の爆発力で追い上げ香澄は野性で戦う。
だが香澄はえげつない行為を行った。対戦相手がアシムレイトという能力を自慢してきた為腹を立てた香澄は・・・
「キンテキ!!!」
といってガンプラの某偉大なる部分に向かって熱烈なアッパーを突き刺し木っ端微塵にした。
ファイターが泡吹いてぶっ倒れたのは言うまでもない。
「・・・自分の能力を自慢するなら金属加工を施すなりちゃんと対策しておくことね」
等と言っていると・・・
「休憩は終わりだ」
「「は〜い」」
ランに呼ばれた翼と香澄はカフェスペースに戻り畢の手伝いに戻った。実は会場を訪れた人たちの昼食を頼まれた畢はランを散々こき使ったのだが手が足りず偶然来ていた翼と香澄を巻き込み配膳や注文を取っていたのだ。
「ええっと!熱々のハムステーキ!トロトロチーズ!具だくさんスープに・・・・特製ハンバーガーだって!」
「あいよ〜」
翼から注文を聞いた畢はランにスープをかき混ぜさせた。
「優しくだぞ・・・やさぁしく・・・」
「はぁ・・・お前の彼氏になる奴は幸せ者だねぇ〜こんな愛情たっぷりのご飯が食べられるだもん」
先程から散々こき使われているランは正直ウンザリしている。
すると
「あとで思う存分ご馳走してやるから付き合えなのだ」
「へいへい」
等とやっている横では・・・
「こ・・・これって」
参加者の秋月タカヤが烈斗を手に驚いていた。
「この雰囲気・・・まるで生きているみたいだ」
(言えない・・・本物の武者頑駄無が入ってるって)
翼の不安をよそにタカヤは完成度は勿論の事独特のオーラのような物に引き込まれていった。そして烈斗は・・・
(動かない・・・動かない・・・俺は普通のガンプラ俺は普通のガンプラ)
汗を流しながら必死にタカヤの視線に耐えていた。流石に正真正銘命が宿ったガンプラである烈斗にとって、ただのガンプラのフリはしんどい様だ。
「ちょっと外させてもらおう」
といってタカヤが烈斗の首パーツを外そうとすると・・・
『やめんかい!!』
流石に首外されるのは嫌
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