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特別号 密着取材!ひーちゃんの秘密に迫る
教会
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【礼拝堂】

 クリス「Hello!神父御神槌!ところでこれを見てくれ!」

 御神槌「どうしました?そんなに急いで―――瓦版ですか、どこか読めない字がありましたか?」

 クリス「違うんだ、よく見てくれ!これはブラザーについての特集号らしいんだ!」

 御神槌「なんと、龍斗氏は特集が組まれるほどの有名人だったんですか」

 クリス「HAHAHA!ブラザーはあっちでもこっちでも大人気みたいだよ!」

 クリス「これは教会の皆で計画していたクリスマスプレゼント選びに役立つんじゃないかと思ってね!」

 御神槌「それは良い考えですね」

 御神槌「龍斗氏なら心がこもっているものならなんでも喜んでくれそうですが」

 御神槌「どうせなら好みのものを用意したいですし。…もちろん予算内でですが」

 クリス「むしろ高価なものを渡したら困ってしまうだろうね」

 クリス「よし、じゃあ子どもたちを呼んで作戦会議と行こうじゃないか!」

 御神槌「ふふ、楽しそうですね、クリス」

 クリス「もちろんだよ!サプライズパーティは仕掛ける方が一番盛り上がらなくっちゃ!」

 御神槌「これは私も負けていられませんね」



【屋敷】

 火邑「オーイ!嵐王居るかァ!義手の改造について相談したことがあんだけどよォ!」

 嵐王「相変わらず煩いやつだ」

 火邑「お!居んじゃねェか!ッて何やってんだァ?」

 嵐王「若の命で瓦版の複製を作っておる。話なら後にしろ」

 火邑「瓦版だァ!?御屋形様ァ一体何考えて…ッてひーちゃん特集だとォ!?」

 嵐王「貴様はもう少し静かにできんのか」

 火邑「こ、こんなの誰でも驚くだろうが!?たーたんの奴一体何やらかしたんでい!?」

 嵐王「何もやらかしておらん。貴様と一緒にするな。爆発騒ぎばかり起こしおって」

 火邑「新しい砲ができたらぶっ放したくなるのは仕方ねェだろォ!?」

 火邑「それにしてもやらかしてもないのに特集組まれてんのかァ

 火邑たーたんの野郎もやるじゃァねェか!」

 嵐王「貴様と違って龍斗は役に立つからな。儂の弟子に取りたいくらいだ」

 火邑「な、なんかさっきから辛辣だな」
 
 火邑「しかし嵐王にそこまで言わせるのか…俺様の義手の改造も手伝わせてみるかな!」

 嵐王「もし爆発に龍斗を巻き込んでみろ。貴様を一瞬で八つ裂きにしてやろう
 
 嵐王「無論若も絶対に許さんだろうな」

 嵐王「鬼道衆を敵に回す覚悟があるのならばやってみるが良い」

 火邑「ちょ、ちょっとした思い付きじゃねェか!そこまで言うこたないだろォ!?」

 嵐王「ここまでの釘を刺しておかねば貴様はやりかねんだろう」
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