第6章 VS感情
18.祭りも終わり、戦場へ…?
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か?
俺は思わずニヤニヤしながら肩を叩いた。
「照れんなっての」
「毒盛るわよ」
「すんません」
一瞬で立場逆転。おねーさん、その右手の手袋とるのは反則ですわ。
そうして俺たちは一年組と別れた。はあ、後輩に好かれたい・・。
「岡崎。日本では祭りで知り合いに合うと決闘の申し込みをしないとダメなのか?」
「そーですそーです。ちゃんと日付と時間を確認の上、ご利用は計画的にね」
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花火が打ちあがり始めて15分ほど経った。「たーまやーー!!」と叫びながら変装の顔に似合わず走り回る理子に合わせ「たーまYAAAAAAAAAA!!」と理子以上に楽しみつつ、俺はジャンヌに耳打ちする。
「・・・で?どうなんだよ星伽はいまどこにいるんだ?」
「どうやらかなり遅れてきているようだな。・・この時間なら花火終わってしまう」
「はあ、まじかよ」
遊んでばっかりでもしかして忘れているんじゃと心配になって聞いてみると、ジャンヌはスマホできちんと見ていたようだ。恐らくGPSだろう。・・花火に間に合わないということは・・
「もうここにはこない可能性が高いな。それか別の場所でなにかするとか」
「・・この花火が終わるまで15分音が止んでから止まるとすると・・この辺りだろうか」
ジャンヌがスマホでマップを開きマークした部分は海辺の道だった。まあ場所はどこでもいい。
「なら、俺たちも行こう。間近で見た方が送りやすいだろ?」
「そうだな。そうしよう」
俺は理子を呼んで移動することを伝えた。「えー!?最後まで見ないのーー!?」と駄々をこねていたが必死に頼むとようやく動いてくれた。め、めんどくさい。まあこれは俺の都合に付き合ってもらうんだから仕方ないか。
だが、夾竹桃は文句も言わずついてきてくれた。・・やっぱ夾竹桃いいなぁ。流石俺のタイプ。
そうして俺たちは海辺へとやって来た。
暗くなった海辺から見える光る橋が幻想的な景色を彩っている。
その横に見えるビルの証明もなかなかのもんだ。もしかしたらここで見る予定だったのかもしれない。
ここで花火を見るのもロマンチックで悪くないな。キンジすげー。遅れてこなければもっとよかったのに。
そう思いながら歩いていると、見つけた。キンジと星伽だ。俺たちはこそこそと隠れながら様子を見守る。
「やっぱり星伽白雪の件だったのね」
「ああ。この男が思った以上にやる男だったからな。お願いしたんだ」
「へえ、ジャンヌにそう言わせるなんて、すごいわよ岡崎」
「え?まじ?俺すごい??」
夾竹桃が二人を見ながらそう言った。
俺は思わず聞き返す。なんだろう、夾竹桃
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