第6章 VS感情
18.祭りも終わり、戦場へ…?
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舐めた結果だ。・・・だけど先輩、聞きたいことがある」
「なんだよ?」
「どうしてあそこまで体術ができているのにEランクなんだ?先輩ならB・・いや、Aだって目指せるはずー」
俺は思わず吹き出す、あ?こいつほんとに何言ってるわけ?
「んなわけ、ありゃお前が接近戦でのみ来てくれたからだよ。あん時遠距離から銃でも撃たれてたらすぐに負けてたさ。Eランクらしくな」
嘘じゃない。遠距離から撃たれたら俺もどうしようもないからな。・・本当、なんでいままである程度の成果出せたのかね?不思議でならないわ。
「そう、なんですか。・・あの、じゃあその足治ったらもう一回組手、してもらえませんか?もう一度、先輩とヤりあってみたいんだ!」
「おいそこをカタカナにするな、変に聞こえちゃうから。恥ずかしくなるから」
R18指定じゃないんだここは!とメタ発言しつつ火野の言葉に頷く。
おそらく今密かに流れている「火野ライカが接近戦でEランクに負けた」っていう話を俺を倒すことでもみ消したいのだろう。
理子がそんなこと言ってたからな。火野としても面白くないだろうし、テキトーに人集めて、ボロボロに負けるとしよう。そうすればこいつも満足するだろうし。俺も楽になるし。
「わかった。この足が治ってからでいいか?そっちの方がお互いにいいだろ?」
足折れたEランク倒すと、あとでいろいろ言われちゃうだろうし。
「ああ!よろしく頼みます!!」
ぱあっと喜んで礼を言ってくる火野。いやいや僕も相手してくれるなんて嬉しい。・・うれしいってば。
なんだろうもうちょっとギスギスした雰囲気になるかと思ったけど、そんなことなかったね。
まあ
「ライカお姉さまが許しても、麒麟は絶対許しませんからね!いつかライカお姉さまに暴力振るったこと後悔させてやりますわよ!!」
若干一名ガチギレなんですけどね。
「あーその、お手柔らかに・・」
「フン!!」
ダメだ聞き耳持ってくれない。顔とか服が理子似だから仲良くしたかったんだけどなぁ。
「岡崎、あと二人も。もう行きましょ。私、嫌われてるみたいだし」
そう思っていると夾竹桃が立ち上がってこちらにやって来た。今までと変わらずの無表情・・じゃないな。ちょっと寂しそうだ。今まで一応一緒にいる時間が多かったからか、なんとなくわかってしまった。こいつユリ好きだもんな。こいつらのこと観察したかったのだろう。
「あれだけのことしたからなぁ・・しょうがないのかもな。ま、それも時間の問題だろ。あいつらが今度困ったときに一緒に解決してやろうぜ。そしたら、友達になれるさ」
「・・・別になんとも思ってないわ」
ちょっと下を向いた夾竹桃。お、意外とビンゴ
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