第6章 VS感情
18.祭りも終わり、戦場へ…?
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痴をこぼすこともできず、変装理子が俺に銃を渡してくる。
「どれでもいいから落としたら勝ちだよ。今度は負けないように頑張ってねしゅーちゃん!」
「・・くっそ!わーったよお前ら!今度俺が買ったら三人ともおごれよ!焼きそば以外!!」
俺は勢いのまま銃を受け取ると、狙いを定めー
結果はご存知の通り。ベンチに座り、おいしそうに食べるお三方を見て肩を落とす。・・13連敗。すべてカケありで挑んだこの勝負。・・もうヤダ。帰ろうかな。
「しゅーちゃん、しゅーちゃん!」
「・・あ?あむ」
隣から差し出された焼きそばを見た瞬間に食べた。
・・うん、50円50円言ってごめんなさい焼きそば屋さんの人。無茶苦茶おいしいです。
食べた俺を見てふひぃとだらしなく笑う変装理子。おい、その顔でそれはあまりにギャップありすぎて萌えます。やめてください。
「しゅーちゃん負けてばっかで何も食べてないでしょー?もっと食べる?」
「食べる。よこせ」
「はい」
差し出される焼きそばをズルッと食べる。やっべ、うめえよ。無茶苦茶うめえよ・・。なんだよこれ、毎日食べたいよ。この食べ方でお願いします!
「・・じゃあ私のかき氷もあげるわ。抹茶好き?」
と思いながらすすっていると横から差し出されるスプーン。思いっきりかぶりついた。
「おお!抹茶って初めて食ったけどうまいな!抹茶好きかも、もっとくれ」
「はいはい・・くすっ」
「・・・ちっ」
至福だ。確かに焼きそばとかき氷の合わせ技はあまりおいしくない。・・ないが、あれだな。美少女からのあーんをしてもらえるとこうも美味いのか!ビバ!男の夢!楽しすぎる!このために今までのお金が必要なら払います。払いたいです!お願いします!
これで付き合ってくれていたりしたらもう最高で死ねるんだけどな。・・ああ、今日は夢を見まくってるな。無理なことが夢だからな。無理無理。
・・今日の夜に現実と見比べて泣くんですけどね。・・うん、最悪萌えアニメでも見て心を落ち着かせよう。現実との境目に生きよう。・・うん。
「・・日本とは買ってもらった相手に少し渡すのが礼儀なのか?では岡崎、これも食べるか?」
「うむ。そうだ、日本は基本もらったものは近くの男子に渡すのが礼儀だぞ。だからよこすのが基本だ、よこせ」
「「あげなくていいから」」
「ええ・・・」
ジャンヌがまた外人特有の天然を発揮した瞬間、乗ってみたのだが、二人が瞬時にジャンヌの差し出したわたあめを押し戻した。ええ、俺わたあめ好きなんだけど。
「おい、俺もわたあめくれよ」
「しゅーちゃんは貧乏なんだから定価50円の焼きそばを食べてれば
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