第6章 VS感情
17 事件の前準備 感情偏
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るが、気にしないことにしよう。
「お、さんくす!よっしゃ!」
とりあえず第一段階は成功。あとはジャンヌがあのあと言っていた「キンジと2人きりの星伽にメールを送る」という部分だが。どうしたもんかね。キンジのメールによるとアリアとキンジの2人で守ってるらしいし、どうにかしてアリアを離さないと・・
「でもでも、星伽さん狙っても無理だと思うよしゅーちゃん。あの人キンジにゾッコンラブラブ?なんだから」
「あ?キンジと?キンジって星伽と付き合ってるわけ?」
「んにゃ、んにゃ、付き合ってはないよ。ただ星伽さんが一方的にアタックしてるみたい」
へえ、キンジってモテるんだな。まあ確かに身長高いし顔も悪く無いし、モテない要素の方が少ないか。・・羨ましい。
「そんなことよりさ、しゅーちゃん!理子昨日ね、浴衣見に行ったんだー!」
「へー」
理子の話を小耳に聞きながら、俺はどうやるかを考えていた。さて、どうするか。アリアだけをここに呼び出すか?いやそれだと後から俺が疑われてしまうな。・・うーん
「ーーーで、すっごいえっちぃ浴衣買ったの!もうね、胸元すっごく開けててねー」
「その話詳しく!」
小耳なんて滅相もない。両耳で聞きますよもちろんです。男の子はそういう話を欲してるんです。理子が若干引きながらもその話を続けてくれた。
「ーーってことで、祭の時にしゅーちゃんが襲ってきてもこっちは全く問題ナッシングなわけであります!」
あ
「そっか、祭りか」
敬礼している理子の横で、思わずつぶやく。そっか。
「なあ理子」
「どしたのしゅーちゃん?」
「祭さ、俺と夾竹桃以外にもう1人連れてきていいか?」
「いいけど?誰?キーくん?」
「いや、ジャンヌだ」
「え、ジャンヌって、もしかしてジャンヌ・ダルクのこと!?」
そうすればなにもかも解決だ。キンジと星伽に祭があることをうまく知らせられれば、きっと星伽は2人で行きたくなるだろう。そのまま行ってくれれば、ジャンヌが見つからないようにしつつ様子を見つつ、メールを送れる。
だが、俺がジャンヌのことを言うと、急に理子の目つきが変わった。
「おい、いつコンタクトされた?昨日の夜か?」
「お、おう。・・それがどうした?」
「・・・」
理子はそれだけ聞くと、考え事を始め、舌打ちする。
「星伽のメアド、ジャンヌに頼まれたんだろ?あいつが星伽を狙っているのは知ってる。変装に手貸したし」
「・・ま、そんなとこだ。お礼が言いたいってのも本当だけどな」
結局、バレてしまった。これなら最初から本当のことを言ったほうがよかったかもしれない。と思っていると
「はあ、わか
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