第6章 VS感情
17 事件の前準備 感情偏
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ぱりだ」
『そうか。いやなに、ただ理子と夾竹桃が気に入る男子というものを見て見たくなったのだ』
「おいおい。それを推理しろってのは無理難題すぎるわ。お前Sかよ」
『・・S?Sとはなんだ?』
おう、こいつSMを知らなかったか。・・んー
「今度理子にでも聞いてみろ『ぜひ体験してみたい』とでもいえばすぐにでも教えてくれるさ」
『そうなのか?わかった。聞いてみよう』
かなり話がずれていることに全く気付いてない様子の声だけの奴。もしかしたらこいつは結構単純なのだろうか。結構簡単に話を反らせたぞ。
これからテキトーに話しながらこいつの正体でも暴いてみるか、理子みたいに。などと思っていると俺の携帯が震えた。・・おお。
俺の携帯が動作するなんて久々のことで大げさに反応してしまう。あ、いや、この頃は理子からよくわからんLINE(はよー?やらおやすみーノシなど)が飛んでくるから正確に言うと理子以外からメールが送られてことが久々なんだ。
本当は来賓さんがいる中で携帯を弄るのはマナー違反だとは思うが、相手が見えない以上隠れてなんてできない。仕方なく内容を開いて確認してみる。
そして、
思わず、笑ってしまった
「・・・タイミング、ばっちしだな。」
頭の中で全てが繋がった。
俺は携帯から目を離し、ドア辺りに携帯画面を見せ、声をかけた。
送り主は
『遠山キンジ』
内容は
『今調べている内容』
つまり
「なあ、お前がここに書いてある『魔剣デュランダル』ってのなんだろ?星伽 白雪ってのを追ってるっていう」
キンジのメールの内容を簡単にまとめると、今2人は星伽白雪の護衛の任務に就いているらしい。理由は『魔剣 デュランダル』の狙う力を星伽が持っているからということだった。もしかすると理子の事件の黒幕の可能性もあるので厳重注意。とのことだった。
つまり
目の前のこいつが、黒幕の可能性ありってわけだ。
だが、これである程度の疑問がすっきりした。
「なるほどな。お前は星伽白雪を尾行してる最中に、理子と繋がりのある俺の病室に来たのを見たと。んで、その後から、理子が頻繁に俺の病室に行くから、自分の邪魔をしようとしてないか確認に来たってとこだろ?」
『・・ほう、本当に冴えてるようだ』
確かに魔剣側からしたら焦るだろうと思った。
星伽を尾行してすぐに昔の仲間がいたなら邪魔しないか心配になって確認したくなるのは当然だ。俺だってそうする。しかもあの敵に回すと面倒そうな理子だぞ。うわぁ・・。
それで理子より本当のことを言いやすそうな俺のところに来たと。
『そ
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