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サイカイのやりかた #毎週投稿
第6章 VS感情
16 一番いい終わらせ方
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て(あざと可愛い)そういう理子。・・ほんと、何にキレてるんだ?

「・・さっきからどうしたの理子。なんか不機嫌じゃね?」

「・・・・ふん、修一が悪いんだよ、バカ修一が」

なにかモゴモゴ言っていたがよく聞こえなかった。

その後ううううと唸っている。

「あーもー!わかったよ!それ終わったらお喋りできるんでしょ!?だったら手伝ってあげる!」

そう言って残った紙から一枚取って筆を持ち、書き始めてくれた。

「おお、助かるぜ理子!俺お前大好きだわ!」

「ブフッ!?・・ゴホッ・・ゴホッ!!」

水も飲んでないのになぜかむせる理子。どうした?

「・・・うん、理子も、好きだよ」

「だよな!俺たち運命共同体だせ。間に合わなかったら一緒に夾竹桃に怒られろよ」

「くっそ!やっぱ修一最低!!」

ノリに乗ったつもりだったのになぜか殴られてしまった。な、なぜ!?

理子の助けもあって終わるかもと安心したそのとき

「・・っ!修一!そこのロッカー、借りるぞ!!」

突然顔を上げた理子が入り口の方を見て、そのまま、服などを入れているロッカーの中に隠れて行った。・・?どしたの?

「おい理子、手伝ってくれるんじゃー」

コンコン

「入るわよ、修一」

ノックと共に、2人の人物が入ってきた。

ああ、なるほど、だから隠れたのね。

「怪我の調子はどう?修一」

「まあなんとか大丈夫だ。キンジもサンキュな」

「ああ。切断寸前だったんだって?危なかったな」

アリアとキンジが見舞いに来てくれた。まさかアリアから来てくれるとは思わなかったが、嬉しいな。さりげなく間宮あかりがいないか確認する。よし、いない。

「あんたに花持って行こうと思ったけどこっちの方がいいと思って、ここに置いとくわね」

「お、よくわかってるじゃんアリア。さんくす」

アリアは持ってきた果物を机に置く。花なんて貰ってもよくわからんしな。果物なら栄養摂取が出来るし嬉しい。

「思った以上に元気そうでよかったわ。あら、これってマンガ?」

「同人誌ってやつだ。知り合いの手伝いしててな。あんま過激だから見ないほうがいいぞ」

「ふーん・・・な、ななななっ!?!?」

机の上に置いてあったページをジーッと見て、そのあとそのページを持って顔を紅くしながらまたじーっと見ていた。そこは確か女の子同士のキスシーンじゃなかったか?


ああ、こいつこういうのじっと見るタイプなのね。

その様子をニヤニヤ見ていると、キンジが俺をじっと見ていることに気づいた。・・ま、まさかこいつ俺のこと狙って・・!?

なんてな

「なあアリア」

「にゃ、にゃによ!?」

いや、過激だから
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