第5章 VS???
14 事件の終結と、さらなる危機
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そんな顔するんだよ。俺、正直お前の役に立ったとは思ってないんだが、というか別に、俺いなくてもお前一人でできたことばっかりだと思うんだけど。
それでも俺に対していろいろとしてくれたのはどうしてだろう?
俺は理子との出会いからすべてを思い返していた。一番最初に話しかけてくれて、Eランクの俺に友達として接してくれて、武偵殺しだって言った後から素の性格で接してきて、わがままでうるさくて、人使い荒くて、金を手玉にとって、でも楽しくって、面白くって、一緒にいて飽きなくて。
はあ、めんどくせぇ、これからは一人で出来るって言いたいんなら、あんな顔すんじゃねーよクソ。
俺はーー
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Riko side
修一と別れた後、アリアとキンジのいる部屋を見つけ侵入。HSSになっていたキンジとアリアのコンビと対決したが、二人のコンビネーションは流石といったところだろう。理子の2丁拳銃も飛ばされ、二人から銃を向けられてしまった。流石の理子でも、この状況はマズイ。一度撤退して体制を立て直そう。
あたしは背中に隠した飛行機を操縦するリモコンを操作し、隙を見て撤退。廊下をブラブラと移動しながら、次の作戦を考える。
(さてと、どうやって攻略しようかな・・?)
アリアとキンジのコンビは強敵だ。作戦もなく突っ込んでもさっきの二の舞。なら今度は・・爆弾を使って二人を離して一人ずつ対処しようか。それならなんとかならなくもない。
そう考えついたとき、通信機に連絡が入る。『イ・ウー』からの連絡通信だ。
「・・ちっ。余計なことを」
内容を読んで舌打ちする。『イ・ウー』はこれからこの飛行機にミサイルを撃ち込むらしい、発射まで残り10分後。退避することと書かれていた。発射まえにキンジとアリアを倒すのは無理だ。おそらく『イ・ウー』の上が理子じゃあの二人には勝てないと判断したのだろうが、余計なことをしてくれる。これで二人を倒しても、理子の目的は達成できないじゃないか。
やるせない気持ちがあるが、理子が今から連絡してもミサイルを止めはしないだろう。あの二人がミサイルごときでやられるとは思わない・・時間もないし、今回は諦めるしかない、か。
そう判断し、撤退準備を始めた。
バーに戻り、先に仕掛けておいた、壁に円を作るように設置された爆弾の状態を確認する。アリアとキンジを倒した後、爆弾を起動させ、外に脱出できるようにしていたのだが、問題はなさそうだ。あとはボタンひとつで連鎖的に爆発していき脱出できるだろう。
さてと、あとはキンジに一言言って帰るだけだ。キンジとアリアにはパートナーになってもらわないと困る。理子の目的のため、二人が仲違いするのはダメだ。
だが、すぐにキン
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