第4章 VS アリアAA
10 魔宮の蠍の手伝い
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正確な話はあなたが入ると決めてからよ。どうするか考えてね。二年前に植えた種がそろそろ花ひらく。それを見てから決めてもらっても構わないし…それか」
ドサッ
「あー疲れた。なんなんだよこいつの扇子。痛いのなんのって・・」
「いまあなたの友人を殺さない代わりにってのでもいいわよ」
「た、高千穂さん!?どうして高千穂さんを!?」
俺は抱っこしてきた高千穂を夾竹桃の近くで降ろしつつ、間宮の方を向いた。
「いやーなんつーかな。お前が危ないと思って助けにきたらしいんだよ。お前いい友達もったな。俺と違って」
「ッ!!あなたは岡崎修一!どうしてEランクのあなたが!!」
ああ、この子ですら俺がEってこと知ってるのね。もういい。俺残念な有名人ってことで納得しときましょ。…嬉しくねぇ
「いや、俺はただ下のアスファルトが濡れてたから凍らせただけなんだって。そしたら勝手に転んじまって気を失ったの」
そう、勝負というには早すぎる対決だった。冷却弾を投げて終わり。
なんか、対決したって感じじゃなかったなぁ。勝負に勝ちましたっていう達成感がない。
「で?どうするの間宮あかり。あなたの判断でこの子の運命、決まるわよ?」
夾竹桃が高千穂の顎を持ちながらそう言う。なんかかわいい。なんでかな。夾竹桃の顔がタイプだからか?
「………!!」
間宮あかりが悔しそうに下唇を噛み続けている。話を聞いてなかったからさっぱりわからんが、とりあえず夾竹桃がなにか脅しているってのだけは伝わった。
でもこれじゃ間宮選びきれないんじゃないか?こいつ見るからに友達想いのいい子っぽいし。
「…間宮あかり、この子は返してあげるからここに来なさい。今日の20:00よ。いいわね」
夾竹桃も俺と同じことを考えたのだろう。こいつ、意外といいやつなんじゃなかろうか。
そう言って場所の書かれているであろう金色の紙を間宮に投げ去っていく。俺は高千穂をあまり濡れない部分において、
「コイツ頭打った可能性あるから一応病院で見てもらえよな。あ、謝礼金とかは無理だから!」
そう言ってどっかに消えてしまった夾竹桃を追いかけた。
あーあ
また、面倒ごとに巻き込まれそうだな。
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「あなた、強いのね。彼女確かAランクだったはずよ」
「いや違うから。あれはあっちが勝手に自爆しただけだから、俺何もしてないから」
「…まあ、どっちでもいいけど。今日間宮あかりが来るわ。あなたも手伝いなさい」
「あ?俺まだ働かされんのかよ…」
「敵は7.8人程度になるだろうし、流石にそれだけの相手をするのは面倒なの」
「あのなー俺ほぼ徹夜で理子の手伝いさせ
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