第3章 VS HERO
9 武偵事件終結+
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。ま、キンジがHSSじゃなかったし生き残ってくれたほうがいいけどさ』
「あ?キンジが、なんだって?」
なんつったH…なに?
『くふ。なんでもないよ〜。というかアリアを殺す予定だったことに怒らないんだね〜。てっきり嘘ついたこと怒鳴るかなって思ってたんだけど?』
「ああ、それな。なんつーか、お前とアリアになんか因縁があるってことはわかってたし、理子もどうでもいい理由で殺そうなんて思わないだろ。だから俺が怒鳴るにも、ちゃんとした理由知ってからじゃないとおかしい」
『冷静だな』
「ま、犯罪に手を染めちまった以上これくらいはしょうがないさ。あとは…」
『あとは?』
「俺の尊敬するアニメキャラのセリフを使わせてもらうならあれだ『女の嘘を、許すのが男だ』ってやつ」
『くふ♪アニメって、修一そっち系なの?』
「んーどうだろうな。見るもんは見るが萌えとかはよくわからん」
『へー、じゃあ今度理子が教えてあげる。結構理子詳しいよ』
「あ、そーなの?んじゃよろしく」
なんか話がずれた気がするが…まあいい。
「んじゃ俺はもう帰るからな。仕事も終わったし」
『あ、それなんだけどさしゅーちゃん』
切ろうと思ったのに、なぜか引き留めた理子。…え?
『実は〜理子が金さえ払えばなんでもするしゅーちゃんのこと話したらさ、知り合いがぜひ貸してくれって言ってきたんだよね〜』
「は?」
ちょ、ちょっと待て。終わったんじゃないのか?てか金さえって…
「俺お前の言った通り動いたろ?もう十分じゃないのかよ?」
『んーそうなんだけどさー♪どこも人が多い方がいいみたいなんだよねー。きちんとお金は払うらしいからさ』
「…ったく。俺はなんでも屋じゃないし。お前ら悪の組織が欲しがるような才能も技術もないってのに」
『まあまあ。あ、じゃあその追加報酬に追加して、アニメ教えるとき理子が全額払ってあげるから』
「引き受けましょう」
即答だった。その日の食費が浮くんならどんなことでもやってやるさ。
『…チョロ』
「聞こえてるが否定はしない。で?その依頼主ってのはどこにーー」
「ここよ」
俺はタンカに乗せられるアリアを見ながら固まってしまう。後ろからいきなり女の手が俺の首を絞めたからだ。
「おわッ!?」
俺は思わずその人物から距離を取る。そしてその後ろの女を見た。
そこにはセーラー服を着た日本人形の様に切り揃えられた黒髪を持つ、クールな雰囲気の美少女がそこに立っていた。また、女子かよ。
「はじめまして岡崎修一。夾竹桃よ。あなたをレンタルしたの」
レンタルって、俺DVDかなんかかよ。
首をコクンと傾
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ