第4話
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の残党狩りをしている部下達が貴族連合軍に雇われていたという猟兵達が投降して来た為武装解除をし、捕縛したとの事です。」
「”猟兵”だと………?(確かユミルを襲った猟兵達もアルバレア公に雇われておったな。まさかとは思うが……)――――捕縛した猟兵達が所属している猟兵団の名は。」
ゼルギウスの報告を聞いてある事に気づいたリフィアは厳しい表情でゼルギウスに問いかけた。
「ノーザンブリア自治州所属”北の猟兵”との事です。」
「!!ユミルを襲い、父様達に危害を加えた張本人達がこの砦にいたのですか……!」
「―――やはりか。すぐに捕縛した猟兵共をここに連れて来い。――――それとリィンにも今の話を伝え、すぐにここに来るように伝えるのじゃ。」
「御意。」
ゼルギウスの答えを聞いたエリゼは血相を変えて厳しい表情をし、リフィアは厳しい表情で呟いた後ゼルギウスに指示をした。その後ゼルギウスからの指示を聞いたリィンはすぐにリフィアの元へと向かい、メンフィル軍によって捕縛された猟兵達―――ノーザンブリア自治州の民達に仕送りをする為に猟兵稼業を続けている”北の猟兵”達がリフィア達の前に連れて来られた。
「殿下!ご指示通り、捕縛した猟兵達を連れてきました!」
「「………………」」
「―――ご苦労。さて……”北の猟兵”、だったか。お主達はアルバレア公に雇われていたとの事だが、何故此度の戦で余達メンフィルと矛を交えることなく投降をしてきた?」
連れて来られた猟兵達をリィンとエリゼがそれぞれ厳しい表情で睨んでいる中リフィアは真剣な表情で猟兵達を見回して問いかけた。
「我等”北の猟兵”とアルバレア公の契約ではメンフィル軍と戦う内容は入っていない。それに祖国に仕送りをする為の報酬がいるとはいえ、幾ら何でも契約内容にも入っていない戦う相手―――ましてや”ゼムリア大陸真の覇者”と恐れられているメンフィル軍と矛を交えて、命を落とすリスクを背負う意味はないと判断し、またメンフィルに敵対するつもりがない事を証明する為にも今回の戦いに参加しなかった。」
「ユミルを襲撃しておいて、よくもぬけぬけと自分達はメンフィルと敵対するつもりはないと――――」
北の猟兵達の隊長の主張を聞いたエリゼは怒りの表情で猟兵達を睨んで声をあげかけたが
「―――エリゼ、殿下は発言の許可はしていないから今は黙っておくんだ。」
「兄様………―――発言の許可の確認もせずに勝手に発言をしてしまい、誠に申し訳ございません、リフィア殿下。」
自分を制するかのように左腕を自分の顔の前まで上げたリィンの指摘を聞くとすぐに落ち着き、リフィアに謝罪し
「よい。お主の反応はユミル領主の娘として……そして故郷の民や家
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