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英雄伝説〜灰の軌跡〜
第4話
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ーヴェは旋風のごとく魔剣で弧を描くように斬りつけて襲い掛かったエネルギー弾を一撃で消滅させた。



「アークス駆動………」

「時の結界よ、砕け散れっ!」

「アルテアカノン!!」

エリオットが再び戦術オーブメントを駆動させたその時マキアスが時間法則を司る結界を具現化して破壊してオーブメントの駆動時間を早めたり連続攻撃をさせる事ができるクラフト―――バーストドライブをエリオットに放ち、マキアスのクラフトによって駆動時間を短縮したエリオットは上空より無数の裁きの光を呼び寄せる空属性の最高位アーツを放った!

「………………」

上空より襲い掛かるアーツに対してレーヴェはまるでエネルギーが落ちる場所がわかっているかのように、次々とエネルギーを回避しながらエリオット達に詰め寄り

「ええっ!?ア、アーツを……それも最高位のアーツを避けている!?」

「クッ、”怪盗B”といい”執行者”はどこまで非常識になれば気がすむんだ!?―――って、今はそれどころじゃないだろう!喰らえっ!」

アーツを回避するという常識で考えれば信じられない行動をしたレーヴェにエリオットと共に驚いていたマキアスだったが自分達に詰め寄ってくるレーヴェを見て慌ててショットガンでレーヴェ目がけて銃撃したが

「甘い!」

レーヴェは襲い掛かる銃弾を魔剣で斬り伏せながら二人に詰め寄った。

「ポイっと。」

「!」

その時フィーが投擲したFグレネードがレーヴェの目の前の地面で炸裂し、投擲されたグレネードに気づいたレーヴェは人間業とは思えない動きで大きく後ろに跳躍してグレネードの爆発と閃光の範囲外へと逃れた。

「ミッションスタート。」

一方グレネードでレーヴェに距離を取らせたフィーは爆発と閃光が起こっている間に自身の気配を完全に消すクラフト―――エリアルハイドで奇襲の機会を窺い始めた。



「さっきはよくもやってくれたわね……!切り刻め――――紫電一閃!!」

その時サラが強化ブレードを振るって吸引効果がある回転する紫電の刃をレーヴェへと放ち

「!」

襲い掛かる刃に気づいたレーヴェは側面へと跳躍して回避した。

「目標補足!フリジットレイン!!」

「ッ!?チッ………」

そこにライフルを構えたクレア大尉がレーヴェの頭上に発生させた巨大な氷塊を撃ち抜いて砕くと氷の破片が雨のように降り注いでレーヴェにダメージを与えると共にレーヴェの足元を氷漬けにさせてレーヴェの動きを一時的に制限させた。

「アークス駆動―――ハイドロカノン!!」

「させん!」

クレア大尉がレーヴェの動きを止めるとオーブメントの駆動を終えたエリオットが凄まじい勢いの水流を発生させるアーツをレーヴェ目がけて放
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