陽だまりのダークナイト
グリゴリの研究施設
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い、私が少しお話ししましょう」
「頼むよロスヴァイセ」
次の相手も魔法絡みだと思うし、コイツらの考えは同じとも言えないぐらい分析してたイリナ。前回は前衛だったとしても次は上手くいかないかもしれない。そう考えてると泳ぎ終わってタオルを渡して体を拭いていたので、丁度良いからアンチマジックに関する対魔法の持論を語り出す。水着姿でもスタイルも抜群であり、俺だけが知っているロスヴァイセはジャージ姿で百均に拘る残念属性を持つ。
「いいですか、アンチマジックとは・・・・」
「流石ロスヴァイセだ。水着姿でもお得意の魔法に関する知識を語り出すのも悪くない」
俺の呟きさえ聞いてない様子だが、魔法使い二人も復習なのか聞いているルフェイとゲオルグ。駒王学園の教師で公民科を教えていて、今居ないアザゼルは化学を教え込む姿は教師か研究者にしか見えん。随分前に同じ事を言われた気がした。
「魔法は物理的な攻撃と防御で何とか出来るとか言ってたが、確かグリゴリ幹部のアルマロスが言ってた気がする」
「一真はアイツに会った事あるのか?」
「ああ。グリゴリ施設に行った事があってな、そこで偉い思考の奴らと出会ったが確かバアル戦が終わった頃だった気がする」
あの時は確かバアル家を訪問して人間界本家にて、やっと俺が織斑一真としてバラシた時期だった。零達也でもあるが、本名を名乗る事も出来た事でやっと解放感を感じた気がした。とある日に放課後へ行くと部員が居なくて、朱乃達が人間界本家に居る事を知った俺が戻ると朱璃さんと朱乃とギャスパーが居た。制服から普段着へ着替えてからリビングへ向かうと、紅茶を飲みながら待っていたらしい。
「家に戻れば朱璃さん達が居るとの事だが、俺に何か用で来たのか?朱璃さんは今日休みだっけ」
「こんにちは一真さん。今日は非番でしたので、娘と一緒にある場所へ行って欲しいのですが宜しいでしょうか?」
「姿を見れば分かると思うが、どこへ行くんだ?」
「グリゴリ施設ですわ。母様が是非との事ですので、ギャスパー君も一緒で構いませんか?」
「あそこか。確かウチが資金提供したよな?『はい。関東の研究施設ですわ』やはりか、あそこは視察なら行ったが今回はバラキエルにでも用があるのか?」
バラキエルに用があると言う証拠に朱璃さんと朱乃が持っている紙袋、蒼い翼には本社と支社があって傘下も結構ある。中には小さな町工場もあるが、使える物は何でも使う事がウチのポリシー。ギャスパーも一緒と言う事は、あの施設に興味があるからか。グリゴリは堕天使の組織で、オカ研顧問してるアザゼルが総督をしている。神器関連の研究や神器所有者の観察を始めとした様々なもんを調査。
「ウチと似て冥界に本部があって支部も世界中にあるとか。俺らが資金提供した施
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