第八話「ガンダムという名のリベリオン」
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へ真耶がアリーナに上空に現れた突然の光景へ指を向けた。
「な、なんだ……!?」
アリーナ上空には謎のホログラム映像が映し出され、映像には中高年ほどの男の姿が映し出された。
『……私たちは、「ソレスタルビーイング」。武力をもってこの世から「女尊男卑」を根絶させるために活動する武装組織です』
その男の声にアリーナ一帯は静まり返った。
「げ、ゲリラ中継です! それも……世界各国で放送されています!!」
携帯を片手に、その情報を真耶が叫んだ。
「なんだと……!?」
千冬は、その『ソレスタルビーイング』なる組織を、テロまがいな存在として映像に映り話を続ける男を睨みつけた。
『……我々は、ISに並ぶ最強の兵器MS「ガンダム」を所有して世界各国のいたる場所で起こるISによるテロ組織の壊滅、そして狂気の天災「篠ノ之束」のを抹殺を掲げて活動します。また、我々に敵対し武器を向ける存在は、すべて我々の攻撃対象として定めさせていただきます。
……私達は、利益など一切求めません。ただ、この世界から「女尊男卑」が消滅し、男女ともに手を取り合える平等の世界を築きたいだけなのです』
先ほども言ったが、彼の演説は全世界にゲリラ中継されている。その光景は海外のいたる箇所の上空から映し出されているのだ。
「フン、テロリストめ……!」
しかし、千冬からして、彼の演説は単なるテロリストの犯行予告以外にほかなかった。
『では……本日をもってして、我々ソレスタルビーイングは同業の組織と共に各世界のIS社会で起こるISの犯罪行為の撲滅をここに宣言します』
そして、ホログラム映像は消え、世界各国に放送されたソレスタルビーイングのゲリラ放送は終わった。
「ソレスタル、ビーイング……」
その中継の一部始終を茫然と宥めていた僕は、彼らの名を呟いた。
*
ロシア首都、モスクワにて
「G反連合」と名乗る五体のガンダムによってモスクワの軍事施設は襲撃を受けていた。
軍事施設はすべて「IS」が配備されているからである。
「何をしている!? IS部隊を出撃させろ!?」
女性指令の怒号が指令室内に響き渡った。ちなみに、彼女以外の周囲の部下は皆が女性ばかりである。
彼女の命令通りにIS部隊は次々に滑走路は飛び立ち、上空より基地施設内を荒らしまわる五機のガンダムを狙い撃った。
しかし、部隊の背後から巨大なビーム状の鎌が襲い掛かる。
「!?」
背後から鎌にIS部隊数機は一斉に横真っ二つとなった。装着者の彼女たちは一瞬で切り裂かれて、なにがあったのかも知らないまま爆発した。
彼女たちを両断した鎌の主、それは黒いカラーディングのガンダムタイプのMSであった。
鎌を肩に担いで浮上するその姿はまさに「死神」である。
「オラオラァ! 死神様のお通りだぁー!!」
また、同じ
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