Operation 01
異変と彼女の心
Mission7(前半) 「知られざる翼」
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電話が鳴る。
出た。
『あーあー、きこ』
煩くて切った。
また鳴る。
『何できるのか』
またお前か、という風に切った。
また鳴る。
『いいかげんにしろー』
「はいはいわかりましたよ主任。で、連絡とは」
『それは私が説明します』
キャロルが間に入ってくる。むしろキャロルと連絡させてほしいが。
『今回の連絡の件ですが、新型ストライカーユニット、本日の1200に完成となります。そこですぐにノースポイントから試作機の持参をするので、非公開テストを行ってください。その際私が同伴します。今回主任はいないのでご安心を』
主任はいないということに安心した。
「むしろいない方がいい。了解、サンド島基地への連絡は?」
『すでに回しております。』
「よかった。それではまた後ほど」
電話を切る。
思ったけど主任たちの技術妖精とかすごい頑張ったと思うけど心配する。
まさか過労になっちゃったりしてないよね…?それで悪い出来の機体は来てほしくないけれど。
祈るしかないか。
起きてても無駄だと思ったので雑魚寝しよう、と思いソファーに横たわって寝た。
0600
照月side
おはようございます。照月です。
にしても、今日は珍しく総起こしがないです。どうしたのでしょうか?
ほどいてる髪をいつもの髪型に結び直して、服装チェック。
問題なかったので、いつも通りに指令室に足を運びます。
本当にいつも静かです。エイラさんはいつ起きてくるかわかりませんし、サーニャさんに至っては夜型(この話はエイラさんに聞きました)らしいので…。
廊下の窓から見える景色ですが、あたり一面自然が多いです。
基地だけを除けばここはもう、自然の楽園なんです。私はこういう景色を眺めていて、心を落ち着かせますね。
…さて、廊下の窓から外を眺めたりしましたが、指令室に来ました。
ドアをノックしますが、反応がなかったのでいつも通りそのまま入っちゃいます。
「おはようございま…提督がまた雑魚寝してる…。」
文字どおりです。雑魚寝していました。
総員おこしがないのはやっぱりこれが原因ですね。
いつもお疲れさま、というように毛布を掛けてあげると私は朝食の準備を始めます。
提督がいつもやっていますが、今日は仕方ないので私がやることにしました。
冷蔵庫にある食材を探しましたが、油揚げや豆腐がなかったので、和食は少し難しそうでした。
というわけで、少し簡単に洋食で済ませちゃいます。
パンを二枚袋から取り出して、マーガリンを塗ってそのままオーブンで焼きます。
その間に乗せる物の準備です。
今日はリンゴがちょ
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