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マイ「艦これ」(みほちん)
第9話(改2.5)<秘書艦(仮)>
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イント攻撃した。

3)遅れて上がってきた美保空軍基地の迎撃機もまた一瞬で、すべてが撃墜された。

4)当、美保鎮守府も多少、敵の攻撃を受けた。

しかし山城さんを始め演習航海中であったため艦娘への被害は、ほとんどなし。また残っていた艦娘たちも全員が避難していた。

 そこまで聞いて私は改めて悟った。
「なるほど避難さえスムーズに行えば有事の際に艦娘っていうのは便利なものだな」

何処の鎮守府でも艦娘の退避は早い。

 ところが彼女は、あまり浮かない顔をしていた。
「そうですね」

少し気になったが私は敢えて何も言わず続きを促した。

5)ちょうど海上では演習から帰還中の山城さんが島根半島の先端にある美保関(みほのせき)に差し掛かったところだった。
だが美保空港付近までの距離は遠く、そこからの射程はギリギリだ。

6)山城さん自身の疲労もあったが緊急を要するため祥高さんが指令。
美保関沖から美保空軍基地付近の敵機に対して遠距離砲撃を開始した。

「山城さんが海上に居たのが幸い……と言えるのか微妙ですが」
祥高さんは言い訳のように言葉を付け加えて続ける。

7)空港近くにいた駆逐艦『寛代』からの観測通信を受けて弾着観測射撃を実施。数発、着弾がそれたが速やかに弓ヶ浜地区を襲っていた敵機を制圧した。

「なるほど。まさか海上から攻撃を受けるとは敵も想定外だったか」
「はい」
私の言葉に彼女は頷く。

8)同時に美保関港に待機していた電や島風など駆逐艦と併せ、海上の軽空母も合流して短時間で敵を挟み撃ちする形で制圧した。

「以上です」
「ふむ、なかなかの戦果だ。鎮守府としても最大限の威力を発揮して制圧出来たわけだ」

「有難う御座います」
そこで彼女は資料を閉じる。

私は言った。
「その電撃作戦のお陰で、こちらは命拾い……」

そこまで言って私は苦笑した。
(まあ場合によっては死にかけたのかも知れないが)

それでも敵の攻撃を押さえ込んだのは確かだ。

多少、現地で私が攻撃に巻き込まれたとしても、それは仕方がないと思った。


以下魔除け
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