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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:35 タイガとリューズ
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ものの肉体にかなりの負担がかかる、身を滅ぼしかねんほどな」
「ちょ!?お袋!?」
「大丈夫よ、彼の力を支えきれないだけ………この強大な力の源は………あなたの力ね」
そう言ってアムは横目に召喚されたクロノファングを見た
「いかにも………かつて完全なる世界をめぐる審判にて我がしてきたこと、その責任のため自らを長い間封じていたのだが………我に再び立ち上がるよう促すものがいた、そのものの言葉を聞いたわけではないが………興味がわいたのだ、人という存在に、この世界の行く末に」
クロノファングはそう言ってかつての出来事を思い返していた
自分に戻ってくるよう語り掛けた同じ十二支刻獣の小さなユニットの姿を
かつて最高のパートナーを得た彼のように
自分にも同様の存在がいてくれたら
「だが、我が声を聴くだけの力を持った者はいなかった、そこでこの少年の肉体に私の力の一部を注ぎ込み、命を与えた」
それによって覚醒したタイガが保護され、今に至ったというのだろうか
「けど、俺の名前は保護されたときに自分で言ってたって………あれ?待てよ………」
自身の名前はタイガ
そして目の前のユニットの名前はクロノファング・“タイガ”ー
「お前の名前かぁ!?」
「記憶の断片の中にあった我が名を咄嗟に呟いたのであろう、そこの二人」
クロノファングは次にメグミたちの方を見た
「えっと………」
「今までこの者を支えてくれたこと、感謝する、これからも頼むぞ………我が」
だがそこまで言ってクロノファングの姿は消えてしまった
それと同時にアムはその場に倒れてしまう
「アムさん!?」
リューズがアムに駆け寄って彼女の様子を見る
「心配ない、気を失っているだけだ、肉体にも何の影響もない」
「ならよかった………」
安心したタイガは先ほどクロノファングが言いかけたことが気になっていた
「気になるかい?」
「えっ!?えっと………」
リューズの問いかけに言葉に詰まるタイガ
「彼女の肉体に影響がなかったのは君の力によるものが大きい、訓練すれば君自身の力で今の様にユニットを呼びよせることが出来るが………」
「………いや、それはこの先、俺自身で見つけていきます、あいつが俺に何を求めたのか、俺がこの先どうするべきなのか」
そう言ってデッキを見つめるタイガ
「なんかいろいろ聞かされてびっくりしてるけど」
そう言ってタイガの隣にしゃがみ込むメグミ
「タイガ、わたしとあんたがクラスメイトでチームメイトだってことはこれからも変わらないわ」
「俺も………お前に負けっぱなしじゃいられねえからな」
「メグミ………ハジメ」
「ならさっそく………」
そう言って明神がデッキを取り出す
それを見たタイガもデッキを構えた

「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
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