第3話
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された一番の理由は”機甲兵”の性能が未知であった事が一番の理由だとの事だ。現に今では正規軍も機甲兵相手に互角の戦いを繰り広げているそうだし、白兵戦になると”兵器ではなく軍人自身の強さ”が関係してくるからあっけなかったように感じたんだと思う。」
「それに白兵戦と言ってもエレボニア帝国もそうですがゼムリア大陸の国家の軍隊の白兵戦の主力武装は銃を始めとした近代兵器との事ですから、乱戦や接近戦も得意とする私達メンフィル軍にとっては大した相手ではありませんもの。」
エリゼの疑問に対してリィンとシグルーンはそれぞれの推測を答えた。
「リフィア殿下。先程プリネ皇女殿下率いる別働隊がケルディックに到着。これよりケルディック占領の為に防衛部隊の殲滅を開始するとの事です。」
「うむ。では余達もプリネ達よりも早く終わらせる勢いで電光石火のような早さでこの砦を制圧するぞ!」
「御意。」
(ツーヤお姉様…………いけない!今は戦闘中。気を抜いてはいけませんわ……!)
リフィアへのゼルギウスの報告を聞いていたセレーネは双子の姉であるツーヤを思い浮かべたがすぐに気を取り直し、リフィア達と共にオーロックス砦の攻略を開始した。
〜同時刻・”交易町”ケルディック〜
一方その頃ケルディックに到着したエリオット達は二手に分かれてケルディックの民達に街道で領邦軍とメンフィル軍の戦闘が始まった為、街道にいる領邦軍を撃破したメンフィル軍がケルディックに到着してケルディックに残っている領邦軍との戦闘に巻き込まれない為に七耀教会に避難するように説明したり、また七耀教会には避難してきた民達の受け入れの要請等をした後街道への出入り口で合流した。
「メンフィルと領邦軍の戦いに巻き込まれる前に早く七耀教会に避難しろ――――ッ!」
「キャアアアアアァァァ――――ッ!」
「ううっ、内戦の次はメンフィル帝国との戦争だなんてエレボニア帝国は一体どうなるんだ………!?」
「領邦軍は何をしているんだよ――――ッ!」
二手に分かれてそれぞれの役割をこなしたエリオット達が合流していた頃にはケルディックの民達にもメンフィル軍と領邦軍の戦闘が伝わっていた為、ケルディックの民達はそれぞれ必死に七耀教会に避難していた。
「何とかメンフィル軍が到着する前にケルディックの住民全員に知らせが行き渡ったみたいね。」
「ええ。避難誘導も元締め達が協力してくれているお陰で予想よりも早く避難が始まっていますから、運が良ければメンフィル軍がケルディックに到着する前に避難が完了――――」
サラの言葉にクレア大尉が頷いたその時
「貴様ら、何をしている!?」
「誰からメンフィルによるケルディック侵攻の話を聞いた!その件は軍事機密だ
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