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宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 6
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新見君の意見に真田君が反論する。たしかにそのとおりだ。

「ガミラスに不利になるようなことをするぐらいなら平気で自決するぞ。あれは、ガチで武人だ。ヤマトの乗組員と違って生半可な覚悟で軍人になっていないな」

「生半可ですって!!副長、本気で言っているんですか!!」

「島君、落ち着け」

「これが落ち着いていられますか!!オレ達に覚悟がないとでも言うんですか!!」

「ならば逆に聞こう。もし、ガミラスと開戦せずに、正確に言えばガミラスと出会わずに、平和に2199年を向かえた時、君はそれでも地球防衛軍の門を叩いていたか?」

「そ、れは」

「オレは絶対に叩いていない。今もスタントマンとして生きていただろう。だが、ディッツ少尉は軍人になっているはずだ。オレ達のように、危機的状況だから、親しい人間を殺されたからという理由ではなく、己の意思で軍人へとな。その差はデカイ。今の島君を見れば一目瞭然だ。頭ではなく感情で発言している」

「アンタなんかに分かるものか!!親父は、ガミラスのだまし討ちで死んだんだ!!それを分かっていないから」

「島君、君の父上、むらさめの艦長を務めていた島三佐はなんだった?」

「何を言ってるんですか?親父は立派な船乗りですよ!!親父をけなすつもりですか!!」

「そうだな、立派な船乗りだったのだろう。君を見れば分かる。だが、立派な船乗りだけではない。彼は軍人でもあった。上からの命令には逆らえない。逆らえば干される。いや、干されるだけなら良かっただろう。ねえ、艦長」

「副長、それは」

「いえ、言っておくべきでしょう。下の者達が揺れている。セクションのリーダーである島君ですら、この状態なんです。現場の判断を最優先するべきです。ヤマト計画は最優先で遂行されなければならないのですから」

しばらく考え込んだ後、艦長が口を開く。

「……山崎君を呼んでくれたまえ」

「了解しました」

「何を、何を言っているんですか!!艦長、副長!!」

「副長、艦内放送の準備も頼む」

「はい。島君、少し落ち着け。これから乗組員全員に真実を語るだけだ」

艦内放送の準備を整えて10分ほどで山崎さんがやってくる。

「呼び出してすまないな、山崎さん」

「いえ、どういったご用件でしょうか」

「君にかけられた戒厳令を現場判断により解除する。責任はオレと艦長がとる」

「……それは、ご命令でしょうか」

「そうだ。君はオレと艦長の命令で仕方なく話すことになるんだ。報告書にも航海日誌にもそう記述しておく」

「……分かりました」

「ありがとうございます、山崎さん。艦長、準備は整いました」

「うむ。ヤマト乗組員全員に告げる。艦長の沖田だ。今、君達はディ
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