第二章 Lost Heros
銀白VS英霊
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それを見せつけた蒔風の後ろで、バーサーカーが光りになって消え、カードになって蒔風の手に収まる。
「しっかり十五回、だ。三回はオーバーキルかな?」
「蒔風・・・貴様・・・誇りはどうした!!!!戦士の誇りを・・・失ったのか!!!!」
その蒔風に、セイバーが叫ぶ。
騎士王とまで言われる彼女だからこそ、この男のやり方は許せなかった。
ここまで戦士を侮辱した戦いなど、許されていいはずかない。
だが、蒔風は
「戦士の誇り?間違っているな、セイバーよ。オレは決して戦士じゃない。お前と最初にやり合ったときを忘れたか?オレの本領は・・・・・」
ドフン!!!!
そこで蒔風が地面を踏み抜き、自分の身体を土煙に隠す。
「これは・・・・」
「舐めているのか・・・・蒔風ッ!!!」
そう、それはかつてここで行った模擬試合。その時蒔風は取った戦法と全く同じだった。
その中にセイバーが突っ込んで行こうとする。
しかし
「行くな!!セイバー!!!!」
アーチャーがそれを止める。
その瞬間
土煙の中から蒔風が飛び出してきた。
まったく予期することのできないその突進に、セイバーがとっさに反応してそれをいなし、後ろに流す。
だが、彼の狙いは最初からセイバーなどではなかった。
「アーチャー・・・・撃ち取ったり!!!」
青龍刀を構え、アーチャーに振るって来る蒔風。
しかし、その動きが止まる。
ライダーだ。
ライダーがその目を以って再び蒔風を止め、同時に横っ腹に鉄杭を突き刺していた。
しかし、そこでライダーが異変に気付く。
一気に動いたためここまでやってしまったが、魔眼を発動させた瞬間に気付いたのだ。
「アーチャー!!こいつは・・・・」
「ネタばれは禁止だよ」
シュカッ!!
「!?・・・カッ!?・・・カ・・・・ヒッ・・・・ア・・・・・」
ライダーの言葉と共に蒔風の言葉が聞こえ、彼女の首がかっ切られていた。
ライダーの姿が光と消える。
何が何だかわからないアーチャー。
だが、比較的にではあるが一人離れていたセイバーは気付いていた。
残っている土煙の中から、蒔風が「もう一人」飛び出してきたということに。
と、その瞬間に魔眼が切れ、アーチャーに斬りかかっていた蒔風の身体が一瞬で青龍の巨大な獣神体へと変わり、その体を締めあげていった。
そう、こちらの蒔風は、青龍の変化体だった。
今までの戦い、凛と士朗は離れて見ていたが、何が起こ
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