第二章 Lost Heros
銀白VS英霊
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この男は、土惺竜にランサーを追い回させている間にこの二人を打ち取っていたのだ。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!」
「シュン・・・・・あなたはッッ!!!!!」
「ああ、部屋の前にセイバーがいた気がしたがな?シカトしていったよ。ランサーのほうが脅威だったし」
そう、いつものように言い放つ蒔風。
と、そこに現状をようやく把握したのか、蒔風に向かって突風の塊が飛んできた。
風王結界による「ストライク・エア」
それを畳返しでその場を動かずに防御する蒔風に、セイバーが突っ込んで行って剣をぶつかり合わせた。
「貴様・・・それでも戦士かッッ!!!!」
ガァン!!
セイバーの剣を弾き、全員を目の前に見据えながら、蒔風が剣を構える。
「・・・・ライダー、バーサーカー・・・・申し訳ございません。イリヤスフィールとサクラを・・・・・私は・・・・」
「そう思うなら、あの男を殺すために全力で協力してもらいます」
「■■■■■■■■!!!!!」
セイバーの謝罪に、ライダーが応え、バーサーカーも何かを叫んだ。
その言葉に、セイバーがより一層覚悟を決めた。
こいつはここで倒すと。
「ランサー、君は戦えるか?」
「へ、なめんな。宝具は打てなくても槍をふるうことはできらぁ」
「その元気があるなら、少し頼まれごとをしてくれないか?」
「あん?」
と、各々が小声で話していると、蒔風が待ちきれないとばかりに声を荒げた。
「おいおいおいおい・・・・早くしろよ!!!じゃねぇとこっちから・・・」
ゴォッ、ドォン!!!
「んおッ!?」
「ハアアアアアアアアアア!!!!」
ガゴンッ!!!
蒔風がそうしてしびれを切らして走り出そうとした瞬間。
まさにそのタイミングでセイバーとバーサーカーが同時に突っ込んできた。
(う・・・うまいなッ!?・・・・くっそ!!!!)
そのタイミングは完璧だった。
蒔風はこれから駆けだすという体制で、そこに向かって突っ込んでいったのだから、蒔風の行動はどうやったって咄嗟になる。
その攻撃を前周りに受け身を取ってすり抜け立ち上がり、右にセイバー、バーサーカーを、左にアーチャーたちを取るという、挟み込まれた形にされた蒔風。
「よし・・・!!!」
「周囲を囲め・・・凛は絶対にこちらに来るなよ!!!」
「わ、わかってるわよ!!!」
「・・・・・・」
周囲を囲
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