第二章 Lost Heros
銀白VS剣&夜天
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焉の笛ェェェェェェェ・・・・・・」
「ッッ!?蒔風ッッ!!!!」
「早くしねぇとォ・・・・吹っ飛んじまうぜ!?」
蒔風とはやての直線上。そこに立たされてしまうブレイド。
ここで、彼に与えられた選択肢は二つ。
はやての攻撃の方を避け蒔風にそれを直撃させるか、はやての攻撃に向かって大技を発し打ち消すか。
前者ならば、まず確実に蒔風に大ダメージを望める。
だが、あの砲撃はおそらくここ一体を飲み込む。蒔風が耐え、そして体力が残っていた場合、巻き込まれた自分たちは無抵抗で消される。
後者ならば、蒔風は逃すかもしれないが、みんなが助かる。その後に反撃にも出れる。
だが、あの砲撃を受け止めきれるのかという懸念と、受け止めている間に蒔風が自分を潰しに来たら終わりだ。
ここで彼が取るべきだと考えたのは前者だ。
この場で蒔風を倒せずとも、ダメージを与えておけば後々戦う者にとっての有利になる。
自分たちがここで倒れても、あとに残せる。
戦士としては、そちらを優先すべきだろう。
今のこの場を捨て、蒔風にダメージを与える。
キングフォームの今なら、直撃さえしなければこの砲撃にも耐えて蒔風にとどめをさせるかもしれない。
だが
「許せ、八神ッ!!!」
彼は、そうすることができなかった。
スペードスートのカード10からキング、Aの五枚がキングラウザーに飲み込まれていく。
彼は、見捨てることができなかったのだ。
たとえこの先につなげようとも、今この場の皆を見捨てるようなことなど、彼にはできなかった。
すべての人、人間が
大好きだから、守りたい。
その想いでここまで貫いてきたこの仮面ライダーは、仲間を護る道を選んだのだ。
「ラグナロク!!!!!」
「ウェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・!!!!
はやての砲撃魔法「ラグナロク」と、ブレイドキングフォームのエネルギー射出型「ロイヤルストレートフラッシュ」がぶつかり合い、その場を光が覆い尽くした。
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「ガッ・・・・・ハッ・・・・・・・」
ザシッ、という音を立て、ブレイドがその場で膝をつく。
その身体はすでにキングフォームのものではなく、通常形態のブレイドまで戻ってしまっている。
装甲から
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