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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十七話 すれ違い
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もらってきました。ま、気をつけてねと釘は刺されましたけどね」
ヴィータの問いかけに、アスカはグルグルと右腕を回して見せた。
(よかった…)
それを聞いたティアナは、内心胸を撫で下ろした。誤射した事に罪悪感が無かった訳ではない。
ただ、昨日は感情が先だってしまって言い合ってしまったのだ。
「じゃあ、引き続き個人スキルね。基礎の繰り返しになるけど、ここはしっかり頑張ろう!」
「「「はい!」」」「「はい!!」」
5人がなのはに答える。ティアナとスバルの声は特に大きかった。
「……?」
アスカは訝しげに二人を見る。エリオとキャロもちょっと驚いていた。
「あれ?ティアナとスバルは何だかご機嫌だけど、何か良い事あった?」
なのはも何かを感じたみたいだった。
「い、いえ…」「えへへ、なんにも!」
笑って誤魔化す、ティアナとスバル。
(昨日の失敗をちゃんと消化したんならいいけどよ、違うよな、たぶん)
アスカの中で不安が大きくなる。
医務室に立ち寄っていた為に、今日はまだティアナと直接話をしていない。
それでも訓練は始まってしまう。
「おし、じゃあティアナはなのは隊長と、スバル、エリオ、キャロはアタシとだ。アスカはシグナムからプログラムを渡されているから、それをやれ、いいな」
ヴィータがその場を仕切って指示を出す。
「了解ッス♪」
今日はシグナムの都合がつかない為に、アスカは自主練用のプログラムをやる事になった。
今日は痛い目に遭わないとご機嫌になるアスカに、ヴィータが有り難くない事を言う。
「午後には、シスターシャッハが来てくれるから、本格的な訓練はそこからだな」
「…居留守使っても…「あ?(-_-#)」ですよね〜」
いつもの軽口を叩き、ヴィータに睨まれるアスカ。
そんないつもの感じでバラけたフォワードメンバー。
(そうだ!シスターに相談してみりゃいいじゃん!あの人もシスターなんだし、きっと良い知恵を貸してくれるんじゃないか?)
妙案を思いついたと、アスカはウンウンと何度も頷いた。
(……まさか、殴り合いで解決しろとは言わないよな?)
一抹の不安を覚えるアスカであった。
アスカside
「時として、自らの意志を示すのに武力を用いるという事は、決して間違った事ではありません」
「ダメだこのシスター、早く何とかしないと…」
シスターシャッハに相談すれば良いと考えた午前中のオレをブン殴ってやりたい。
午後からくる予定だったシスターが思ったよりも早く来たので、昼飯の時に思い切って相談したのが、そもそもの間違いだったよ。
相談を持ちかけたので、今オレはシス
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