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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十七話 すれ違い
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えた。

ちなみにオレは、焼き魚と味噌汁という純和風の朝食だ。朝は米でしょ?

そこに、居眠りをしているフリードを抱えたキャロが食堂に入ってくる。

オレが手を上げると、それに気づいたキャロが寄ってきた。

「おはようございます。アスカさん、エリオ君」

「「おはよう」」

オレはフリードを抱えたキャロに席を用意して迎え入れる。

「おーい、フリード。まだ寝てるのかー?」

まだコックリコックリしているフリードをツンツンと突っつくが、全然起きる気配がない。竜って、朝弱いのか?

「アルトさんは、まだ寝てるのか?」

同室のアルトさんが居ないのが気にかかり、オレはキャロに尋ねる。

昨日、相談に乗ってもらったし、改めてお礼を言いたかったんだけどな。

「アルトさんは今朝早くに整備の仕事があるとかで、もう出勤してます」

なんと。今は7時くらいだから…そんなに早いの?

「大変だな、整備班も。オペレーター業務もあるのに」

そんな忙しいのに、オレの相談を聞いてくれたのか。今度、何か奢らないとバチが当たりそうだな。

まあ、とりあえずオレはキャロからフリードを受け取って、朝食を取りに行かせる。

キャロはすぐに、パンと目玉焼きとサラダを持って帰ってくる。

それとは別皿のベーコンの固まりはフリード用か?

「あの、アスカさん。ちょっと気になる事があるんですけど」

席に着いたキャロがオレに聞いてくる。何かあったか?

「ん?なんだ?」

オレは味噌汁に口を付けながら答えた。

「えーと、食堂に来る前にスバルさん達の部屋に寄ったんですけど、返事がなくて」

キャロの言葉に、オレの動きがピタリと止まる。まさか…

「二人は部屋にいたっぽいか?」

「よくわからなかったんですけど、いなかったみたいです」

「そうか…」

ティアナのヤツ、昨日強引に練習を止めさせたから早朝練習をやったんだな。しかも、スバルを巻き込んで…

やっぱ、話し合う必要があるな。朝っぱらから憂鬱になっちまうよ。

「アスカさん?どうかしましたか?」

箸の止まったオレを見て、キャロが聞いてきた。

おっと、マズイ。心配かけないようにしないと。

「なんでもないよ。さぁ、しっかり食べて、今日も一日がんばろうぜ!」

エリオとキャロに、元気に言うオレ。

だが、それはわき上がった不安を隠すだけの物だったのかもしれない。





outside

訓練前にシャマルの診察を受けていたアスカは、少しだけ集合に遅れた。

「すみません!遅れました!」

アスカは急いでエリオの隣に並ぶ。

「おう、もう肩はいいのか?」

「完治のお墨付き、
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