暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十七話 すれ違い
[7/16]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
えた。
ちなみにオレは、焼き魚と味噌汁という純和風の朝食だ。朝は米でしょ?
そこに、居眠りをしているフリードを抱えたキャロが食堂に入ってくる。
オレが手を上げると、それに気づいたキャロが寄ってきた。
「おはようございます。アスカさん、エリオ君」
「「おはよう」」
オレはフリードを抱えたキャロに席を用意して迎え入れる。
「おーい、フリード。まだ寝てるのかー?」
まだコックリコックリしているフリードをツンツンと突っつくが、全然起きる気配がない。竜って、朝弱いのか?
「アルトさんは、まだ寝てるのか?」
同室のアルトさんが居ないのが気にかかり、オレはキャロに尋ねる。
昨日、相談に乗ってもらったし、改めてお礼を言いたかったんだけどな。
「アルトさんは今朝早くに整備の仕事があるとかで、もう出勤してます」
なんと。今は7時くらいだから…そんなに早いの?
「大変だな、整備班も。オペレーター業務もあるのに」
そんな忙しいのに、オレの相談を聞いてくれたのか。今度、何か奢らないとバチが当たりそうだな。
まあ、とりあえずオレはキャロからフリードを受け取って、朝食を取りに行かせる。
キャロはすぐに、パンと目玉焼きとサラダを持って帰ってくる。
それとは別皿のベーコンの固まりはフリード用か?
「あの、アスカさん。ちょっと気になる事があるんですけど」
席に着いたキャロがオレに聞いてくる。何かあったか?
「ん?なんだ?」
オレは味噌汁に口を付けながら答えた。
「えーと、食堂に来る前にスバルさん達の部屋に寄ったんですけど、返事がなくて」
キャロの言葉に、オレの動きがピタリと止まる。まさか…
「二人は部屋にいたっぽいか?」
「よくわからなかったんですけど、いなかったみたいです」
「そうか…」
ティアナのヤツ、昨日強引に練習を止めさせたから早朝練習をやったんだな。しかも、スバルを巻き込んで…
やっぱ、話し合う必要があるな。朝っぱらから憂鬱になっちまうよ。
「アスカさん?どうかしましたか?」
箸の止まったオレを見て、キャロが聞いてきた。
おっと、マズイ。心配かけないようにしないと。
「なんでもないよ。さぁ、しっかり食べて、今日も一日がんばろうぜ!」
エリオとキャロに、元気に言うオレ。
だが、それはわき上がった不安を隠すだけの物だったのかもしれない。
outside
訓練前にシャマルの診察を受けていたアスカは、少しだけ集合に遅れた。
「すみません!遅れました!」
アスカは急いでエリオの隣に並ぶ。
「おう、もう肩はいいのか?」
「完治のお墨付き、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ