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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十七話 すれ違い
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…」

ティアナはベッドから抜けだし、寝間着代わりにしているTシャツを脱ぐ。

「そう。じゃあ、はい。トレーニング服」

スバルが、きれいに折り畳んであるトレーニング服をティアナに渡した。

「ありがと」

まだ寝ぼけているのか、ティアナは何の疑問も持たずにそれを受け取った。

「さぁて、じゃあ私も」

「って、何でアンタまで!」

スバルも着替え始めた時点で、ようやくティアナは気がついた。

スバルも4時に起きている事に。

「一人より二人の方が、いろんな練習できるしね。私もつきあう!」

テキパキと着替えながらスバルが答えた。。

それを聞いたティアナが、呆れたように口を開く。

「いいわよ、平気だから。アタシにつき合っていたら、まともに休めないわよ」

だが、スバルは聞かない。

「知ってるでしょ。私、日常行動だけなら4、5日寝なくても平気だって」

すでについて行く気マンマンのスバル。

「日常じゃないでしょ。アンタの訓練は特にキツイんだから。ちゃんと寝なさいよ」

諭すようにティアナは言うが、スバルもそれで引き下がる訳が無かった。

「や〜だよ。私とティアはコンビなんだから。一緒に頑張るの!」

着替え終わったスバルがウインクをした。

スバルの明るい笑顔に、ティアナは頬を赤くする。

「…か、勝手にすれば!」

プイとソッポを向いて着替え始めるティアナ。

「えへへ〜!」

無邪気に笑うスバルを背に、ティアナも微笑んでいた。





寮から出た二人は、六課敷施設の外れにある広場で向かい合っていた。

「で、ティアの考えてる事って?」

これからどういうプランで練習をするのかを尋ねるスバル

「短期間で、とりあえず現状戦力をアップさせる方法。上手くできれば、アンタとのコンビネーションの幅もグッと広がるし、エリオやキャロのフォローも、もっとできる。そうすれば、アスカを下げても陣営が崩れる事はない」

アスカの名前を出した時、ティアナは僅かに強ばった。

「うん。それはワクワクだね!」

ティアナの僅かな変化に気づかないスバルは、グッと拳を握る。

「いい?まずはね…」

ティアナのスケジュール通りに、早朝自主練習は始まった。





アスカside

一晩寝て、とりあえず体調は悪くない感じだ。

オレはエリオと一緒に食堂に朝飯を食いにきてたんだが…

「もう、肩は大丈夫なんですか?」

大量のパンを大皿に盛ったエリオ。相変わらずの食欲だな。

「あぁ、熱も引いたみたいだし、痛みもないよ。訓練前にシャマル先生に診てもらえば、大丈夫だろ」

パンの壁に若干引きつつ、オレは答
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