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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十七話 すれ違い
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っただけなのに…」
オレがしたのは、単なる押しつけでしかなかった。アルトさんと話していてハッキリと分かる。
「その状態で撃たせたんだよね…いや、アスカは撃つとは思わなかったのかもしれないけど、ティアナは撃っちゃった。その判断ができないくらいにパニックになってたんだよ。その状態を見極めなかった事に、ヴァイス先輩は怒ってたんじゃないかな?」
「………」
何も言えない。
オレは下を向いて唇を噛む。結局、オレがしたのは、無駄にティアナを傷つけただけだ。
ティアナだけじゃない、スバルもだ。
したり顔で説教なんかして、自分の意見をただ押し通した。
二人を傷つけて…
「バカな事をしちまった…」
本当にバカな事をした…後悔しかない。
もしこの場にオヤジがいたら、ぶっ飛ばされていただろうな。
「ダメだよ、アスカ。自分を責めちゃ」
俯いているオレに、アルトさんが軽く肩に手を置いた。
「言い方や対応はちょっとマズかったかもしれないけど、ティアナを心配しての行動は正しいよ」
その言葉は、落ち込んでいるオレに優しく染み入ってくるようだった。
こういう風に言えれば、ティアナを傷つける事はなかったんだろうか?
「まずはさ、ティアナに謝ってちゃんとお話しよ?一晩寝れば、ティアナも冷静になって、ちゃんと聞いてくれるよ」
アルトさんは微笑んで、そう言ってくれた。
元気がなくなっているオレを、励ましてくれてるんだな…
「そう…ですね。うん、そうします」
その笑顔にほだされるように、オレも笑う事ができた。
凄いな、アルトさんは。キャロが良く、アルトさんと一緒にいると笑顔が絶えないって言ってたのが良く分かる。
「じゃあ、もう部屋に戻って休まないと。エリオも心配してるよ?」
そう言われて時計を見ると、9時を結構過ぎていた。思ったより話し込んでいたみたいだ。
そろそろ帰った方がいいな。
「はい、分かりました。あ、あの、アルトさん」
「ん?何かな?」
「話を聞いてくれてありがとうございました」
「お役に立てたかな?だったら嬉しいけど」
「もちろんです!おかげで前に進めそうです」
「そう、なら良かった。じゃあ、お休み」
最後までアルトさんはオレに気を使ってくれていた。
そうだよな。きっと上手くいく。
明日、ちゃんと謝って、ちゃんと話をしよう。
「うん、大丈夫。ちゃんとできるさ」
アルトさんのおかげで前向きな気持ちになれたオレは、大きく伸びをして、部屋に戻った。
ティアナside
アタシは、疲れた身体を湯船に沈めていた。
自分で思っていた以上に疲労していたのか、身
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