暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-C列車砲ディアボロス攻略戦〜Scylla 1〜
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、女性型だからガイノイドか。なら無理して護る理由も無いのだけど。でもいくらガイノイドだからって、殺していいわけじゃないとも思うし・・・。

――ディープダイバー――

「ごめんね〜、アリサ」

「っ!? セイン!?」

いきなり背後に声を掛けられて、グイッとジャケットを引っ張られて仰向けに倒されそうになった。そしてそのまま地面の中に引っ張り込まれる。僅かな潜行の果て、あたし達は装甲列車から30mと離れたところに浮上した。

「アリサさん!」

「ティアナ・・・」

チンクの側には“クロスミラージュ”を携えたティアナが佇んでた。ティアナとセインには、逮捕したノーヴェとディエチとウェンディの安全確保の為に退かせてたけど、戻って来たってことはあの子たちの避難は済んだのね。

「お前ら!」

「おーい!」

「みなさーん!」

続けてヴィータとスバル、バインドで拘束されたクイント准陸尉を肩に担いだギンガが合流した。みんなの無事を確認し終えてホッと安堵したんだけど、「くそっ。やっぱ本物を押さえねぇと止まらねぇか!」巡航ミサイルやエネルギー砲撃は留まることなく発射され続ける。

「これより列車砲を管制しているオリジナル・デルタ、および装甲列車を管制しているオリジナル・ベータを確保する!」

「セイン。クイント准陸尉を、ノーヴェ達と同様に陸士部隊へ預けて来てくれ」

「りょ〜かい! ギンガ、クイント准陸尉を預かるよ」

「あ、はい。お願いします、セイン曹長」

セインはここでもう一度離脱。クイントさんを背負って地面に潜行してくセインを見送ったあたし達は、「行くぜ、お前ら」ヴィータを先頭にして列車砲と装甲列車の元へ走る。そして5m範囲に入ったところで、「っ!」異変は起きた。

「なにこれ〜!」

「何か、不思議な力で押し返される・・・!?」

「一体何なのだ、これは・・・!」

スバルとギンガが、さっきのチンクみたく突風に拒まれてる感じになった。それだけじゃない。あたしやヴィータ、それにティアナは、スバル達よりは装甲列車に近付けてるけど、ある“モノ”だけが進入を拒まれた。

「アイゼン・・・!」「クロスミラージュ・・・?」

「フレイムアイズ・・・」

そう。デバイスだけがスバル達と同じラインで止められた。これってひょっとして「磁力・・・?」よね。今は大小さまざまな鉄片となってしまった元ベータをチラッと横目で見る。

「磁力・・・。なるほど。機械の体だから私やギンガにスバルは装甲列車に近付けないのだな」

「デバイスも、特殊な物とはいえ金属だから抵抗を受けるんですね・・・!」

あたしとヴィータとティアナはデバイスを一旦、待機形態へと戻す。するとなんの抵抗を受けることなく
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